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大邱「江南駅殺人」の追慕空間を自主撤去した理由

毀損に腕力...撤去公示時間が終わる頃にナイフを持った男が現れる
現場ボランティア恐怖、「20分の差で助かった」

キム・ギュヒョン記者 2016.05.24 10:52

大邱中央路駅2番出口に「江南駅殺人事件」の追慕空間を設置した人たちが 「これ以上、維持する自信がない」とし、自主的に撤去した。

▲大邱都市鉄道1号線中央路駅出入口の前で市民が女性嫌悪殺人に対する追慕の側文を残している。[写真=ニュースミン読者提供]

▲大邱都市鉄道1号線中央路駅出入口の前の追慕メモと弔花がすべて撤去された。

5月22日午後8時50分頃、 大邱地下鉄中央路駅2番出口前の「江南駅殺人事件」追慕文と弔花がすべて撤去された。 この空間は事件が起きた17日からSNSなどで自発的に集まった市民が設置した。

撤去ボランティアを集めたキリン(仮名、29歳)氏は 「これ以上、この空間を維持する自信がなかった」とし 「毀損事件も何度かあったし、空間を守っているボランティアに悪態をついたり、 拳を振り上げる人もいた」と話した。 実際に五日間、この空間は二回も壊された。

撤去されたメモ紙は江南駅、大田駅、釜山駅のメモ紙と一緒に ソウル女性家族財団に移される。 大田、釜山もこの日の午後10時頃に撤去を終えた。

キリン氏は「ジェンダー権力社会で生きる女性として、 構造的な被害だけでなく直接的な被害者になった事件だ。 だからさらに残念で共感したようだ」とし 「その気持ちを長い間守るために一緒に始めた。 この空間は移動するが、これを契機に弱者の権利が保証される社会になったら良い」と話した。

中央路駅で凶器を持った男性を逮捕…
現場ボランティアの恐怖、「20分違いで助かった」

この日、インターネットに公示された撤去作業の時間は午後8時から9時30分までだった。 予想よりも多くのボランティアが集まり、作業は40分程早く終わった。 撤去作業が終わっていくらも経たない9時20分頃、 中央路駅で凶器を入った男性(53歳)が警察に逮捕された。

この男性はポケットに工業用カッターナイフを入れたり出したりして周辺を徘徊したが、 特別な犯行は行わなかった。 警察も「江南駅事件追慕の現場とは関係はない」と線を引いたが、 現場にいたボランティアには恐怖であった。

キリン氏は「その人は犯行をしなかったとしても、 私たちが公示した時間まで撤去が続いていれば、 誰でもカッターナイフの被害者になることができたと考えるとぞっとする」とし 「私は撤去したメモ紙を持って先に行ったが、残りのボランティアは近所の粉食屋にいた。 私が集めたボランティアまで被害者になるかもしれなかった」と話した。

続いて「運が良かった、20分違いで助かった」と当時の状況を伝えた。

警察はこの男性が身分証を提示しなかったため現行犯で逮捕して、 軽犯罪処罰法違反容疑で即決審判を請求した。

付記
キム・ギュヒョン記者はニュースミンの記者です。この記事はニュースミンにも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2016-05-29 13:26:13 / Last modified on 2016-05-29 13:26:16 Copyright: Default

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