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コン・ジヨン「性犯罪は殺人より人間を踏みにじる行為」

「児童・障害者性犯罪量刑の改善法案に関する公開討論会」開催

キム・ガヨン記者 2011.11.30 18:03

大法院の量刑委員会が11月29日午後4時、ソウル法院総合庁舎1階大講堂で児童・ 障害者などの社会的弱者に対する性暴力犯罪に関する法院の量刑に関し、多様 な世論をまとめるための「児童・障害者性犯罪量刑の改善法案に関する公開 討論会」を開催した。

▲児童・障害者性犯罪量刑の改善法案に関する公開討論会が29日ソウル法院総合庁舎で開かれた。

この日の討論者として参加した「トガニ(るつぼ)」を書いた作家コン・ジヨン 氏は「いつも性暴行の判決を見て、なぜあんなに軽い刑にするのかと疑問を持っ ていた」とし「裁判官がとても長い間、男たちの専有物だったことが影響して いると思うが、性犯罪は女性の立場としては殺人よりひどく人生を踏みにじる 行為」と強調した

続いてコン氏は満20歳、大学に在学していた時に性犯罪の対象になった経験を 話した。コン氏は「夜のミサが終わって帰ろうとすると、40代半ば男性が首を しめて、強制的に工事現場に連れていこうとした」とし「幸い逃げて、実際に 性的な接触にはあわなかったが、その後1年半間、夜に一人で歩けないほどだっ た」と語った。コン氏は「子供たちに性犯罪が与える影響は、殺人より少ない のかという疑問を持って、小説『トガニ(るつぼ)』を書いた」と付け加えた。

パク・ウォンシク弁護士は「ナヨン事件の後、13歳未満児童性暴力への量刑の 基準が寛大すぎるのではないかという世論が起き、もっと補完する過程を経た」 とし「最近の性犯罪関連量刑基準はかなり強化された」と説明した。

韓国性暴力相談所のイ・ユンサン所長は「化学的去勢、電子足輪処罰対象は、 全加害者の1%にも至らない状況で、量刑が強化されても実際に法定刑による処 罰を受けるのか疑問」とし「加害者への処罰がきちんと行われなければならない」 と強調した。

高麗大法学専門大学院のイ・ジュウォン教授は、性暴力の合意問題について 「性暴力では合意は存在しない」とし「どの場合でも、被害者は被害前の状態 に原状回復することはできず、合意の過程で代理人がきちんと被害者の意思を 代弁しないことも多い」と説明した。続いてイ教授は「合意の可能性は開いて おいても、裁判所が制限的に深く見なければならない」と付け加えた。

一方、討論会にはソウル中央地法・高裁で実際に裁判を担当する判事も参加し、 パネル討論を傾聴した。大法院量刑委員会は12月19日に公開討論会、一般人と 専門家対象アンケート調査結果などを総合し、13歳未満児童対象性犯罪の刑量 を最終的に決める予定だ。(記事提携=ビーマイナー)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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