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建設労働者が猛暑で死亡…政府ガイドラインも無視

「仕事がなければ賃金を払わない下請けのせい」

キム・ハンジュ記者 2018.07.24 13:51

7月17日、全北のある建設現場で建設労働者1人が猛暑で意識を失って墜落死した。 当時、現場の労働者たちは政府のガイドラインにより、 猛暑による作業の中止を要請したが、 管理者はこれを受け入れなかったと明らかにし、論議が高まっている。

全国建設労働組合(建設労組、委員長チャン・オッキ)は7月24日、 政府ソウル庁舎前での記者会見で、犠牲者を追慕して産業安全保健法(産安法)、 雇用労働部の「屋外作業者健康保護ガイド」の履行を要求した。

産安法24条(産業安全保健基準に関する規則)では 「事業主は労働者が猛暑に直接露出する屋外で作業する場合、適切に休息するように」とし、 雇用労働部ガイドは猛暑の段階ごとに作業の制限、中止を勧告している。 特に産安法24条に違反すれば事業主は5年以下の懲役、5000万ウォン以下の罰金処罰を受る。

しかし建設労組によれば、現場ではこれらの条項が全く守られていない。 建設労組が7月20日から二日間、建設労組組合員230人を対象とするオンラインのアンケート調査をした結果、 回答者の76%が猛暑関連の政府対策は聞いたことがないたと答えた。 猛暑で作業の中断を要求したが拒否されたと答えた人は19.3%、 受け入れられたと答えた人は14.6%に過ぎなかった。 66%はわからないと答えた。 また回答者の48.4%は猛暑で本人や同僚が失神するなどの異常な兆候を見せたことがあると答えた。

特に政府の対策によれば、猛暑警報が発令された時は、 午後2時から5時までは屋外作業を制限しているが、 「中断なく働いている」と答えた労働者が85.5%に達した。14.5%しか中断したことがあると答えた。 また猛暑警報が発令された時は 1時間働けば10分から15分以上休まなければならないが、46.2%が 「休まずに働いている」と回答、45.3%は 「できるだけ休む」、8.5%だけが「規則通りに休む」と答えた。 休息空間は33.3%がないと答えた。

建設労組は「猛暑警報が鳴る暑さの中で働き、 建設労働者が疲れて命を失った」とし 「法律と政府ガイドという空念仏は騒がしかった。 現場労働者たちは洗面所もなく、安全帽を濡らしてかぶり、鉄筋の中に座って休む。 「労働尊重」の文在寅(ムン・ジェイン)政府になって建設労働者の人生も変わることを期待していたし、 雇用労働部は対策を吐き出したが、相変らず建設労働者は『尊重』どころか無視されている」と明らかにした。

建設労組のイ・ヨンチョル副委員長は、建設現場に蔓延する下請けのために政府の対策は実がないと声を高めた。 イ副委員長は「建設労働者はほとんどが物量請負で、 これを期間内に処理できなければ賃金を受け取れない」とし 「したがって労働部が休息を勧告しても、現場はこれを受け入れられない。 政府は労働者が最低の賃金を放棄せず、猛暑でも生きていられる根本対策をたてなければならない。 猛暑、季節手当てなどを導入しなければならない」と要求した。

17日の死亡事故の現場を点検した全北建設支部のウ・ヨンイン全州2分会長は 「死亡した組合員は35度の気温、高さ5mに安全装備もなく働いていて、気を失って倒れた」とし 「この事故はあらかじめ予想された。 300人が働く所に水が出てないトイレが4つしかない。 日よけのテントもなく皆がうずくまって休み、 洗面所もなく洗面ももできない。 われわれは安全問題に言及して作業中止を要求したが、 管理者は忙しいと言い訳してい作業を強行した」と証言した。

一方、建設労組は記者会見で △猛暑対策不履行建設現場に対する処罰、 △猛暑対策管理監督を要求した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2018-08-04 04:46:58 / Last modified on 2018-08-04 04:47:00 Copyright: Default

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