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韓国:現代・起亜労組、発ガン物質調査を全工場に拡大 | ||||||
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現代・起亜労組、発ガン物質調査を全工場に拡大発ガン物質がわからない金属製造業の現場は深刻
キム・ヨンウク記者 2010.12.14 17:25
自動車生産過程で使われる化学物質に、発ガン物質と有害物質がたくさん使わ れている上、あえて使用する必要がない所でも乱用され、政府が発ガン物質の 目録を制定して発ガン物質の使用に対する労働者の知る権利が必要だという主張 が提起された。 金属労組は14日、『自動車(産業)の発ガン物質が労働者、消費者、環境に及ぼ す影響』という討論会を開き、自動車の生産過程で使われる発ガン物質の問題に 警戒を呼びかけた。
▲ キム・シンボム労働環境健康研究所産業衛生室長は『自動車生産過程で使われる化学物質の問題と対策』発表で「われわれは使わなくてもいい発ガン物質を乱用し何が発ガン物質なのかも知らずに中毒しており、ベンゼンのような高毒性物質が成分も表記されていない」と強調した。 この日の討論会に基調発表者になったキム・シンボム労働環境健康研究所産業 衛生室長は、『自動車の生産過程で使われる化学物質の問題と対策』という発 表で「われわれは使わなくてもいい発ガン物質を乱用して、何が発ガン物質な のかも知らずに中毒しており、ベンゼンのような高毒性物質の成分も表記され ていない」と強調した。キム・シンボム室長は「発ガン物質の実態を明らかに し、減らすための社会的運動、規制など総合対策が必要だ」とし「政府が発ガ ン物質の目録を制定して発ガン物質の使用時には『優先代替の義務』を産業安 全保健法に入れ、何が発ガン物質かを知る権利と回避権を与えろ」と話した。 キム・シンボム室長は特に、多くの製品で発ガン物質の毒性情報が確認できな い実態も指摘した。金室長は「企業秘密が乱発されており、物質の毒性情報を 確認することもできず、MSDS(物質安全保健資料)にベンゼン含有量の表記を強 制する制度がないため、ベンゼンが多く含まれていてもわからずに使っている 所もあるので、ベンゼン含有量表示を義務化すべき」とし「発ガン物質は企業 秘密から非公開にできないように制度化しなければならない」と明らかにした。 この日の討論会には現代車起亜車労組の労働安全室も参加して、各事業場の発 ガン物質調査の結果と今後の課題を説明した。 現代車労組(支部)は現代車が使うすべての製品のMSDSを会社から受け取って、 国際的な有害物質データベースと対照した。現代自動車のコ・インソプ労働安 全室長は「1501の製品を分析した結果、このうち発ガン性1、2級物質が含まれ る製品は175(11.7%)種類で、すべて金属労組事業場の平均より高かった」と明 らかにした。コ・インソプ室長は「製品のMSDSで確認された発ガン性1級物質は 鋳物廃砂のシリカ(石英)、廃水処理用硫酸、ガソリンのベンゼン、メッキおよ び触媒のニッケル化合物、塗料のホルムアルデヒドと六価クロムが発見され、 アスベストも発見された」と明らかにした。 コ室長は「塗装2部では肺ガンと鼻腔ガン発生有害要素が確認され、素材1部で はアスベストとシリカの露出による肺ガン発生の恐れがあり、エンジン3部では 切削油のオイルミストによる食道癌と喉頭癌の発生の可能性があることが明ら かになった」とし「3部処で発ガン物質診断事業を実施したが、他の部処でもい くらでも別の原因物質で異なるのガンが発生するかもれしない」と指摘した。 コ・インソプ室長は「今後、全事業場に発ガン物質の診断事業を拡大する必要 がある」とし、△全工場に発ガン物質調査事業拡大、△素材工場のアスベスト 診断事業実施、△全工場の塗料および希薄剤のベンゼン含有の有無実態調査の 実施、△全工場と部品会社に労使が合意した禁止物質を使用しないように適用、 △深刻な発ガン物質の使用禁止と物質代替のための労使発ガン物質TFTの構成を 要求すると明らかにした。 ![]() 起亜車労組も全事業場に発ガン物質調査の拡大実施をする意思を明らかにした。 起亜車労組のキム・ジョンシン労働安全室長も「発ガン物質診断事業により、 発生する可能性がある職業性ガンを部処別にまとめ、部処別に使用禁止および 制限すべき発ガン物質を見つけて対策をたてる事業を事業場全体に拡大しなけ ればならない」とし「組合員が高齢化し、今後発生するガンに労災補償ができ るように過去の露出の可能性を確認し、資料に作ることをぜひしなければなら ない」と強調した。 また「労組が採取分析を依頼した一部の塗料から0.1%以上のベンゼンが検出さ れたが、この製品の物質安全保健資料にベンゼン含有量は提示されていない」 とし「起亜車で使用中か使用する有機溶剤系薬品のうちベンゼン含有が疑われ る鉛を燃やす原料として使った製品について、信頼できる機関からベンゼン含 有量の評価試験成績書を提出させる」と明らかにした。キム・ジョンシン室長 は「金属労組と共に作った自動車産業禁止物質と使用制限物質の目録で、これ らの物質について各部処別の含有製品を整理した後、使用者側と交渉してさら に安全な代替物質を導入するように措置したい」と明らかにした。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2010-12-15 05:25:07 / Last modified on 2010-12-15 05:25:09 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ | ||||||