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サムソン系列社「尻尾切り」? 「グループの押収捜索を」

金属労組、サムスン労組破壊文書の公開を要求

キム・ハンジュ記者 2018.04.09 12:57

最近暴露されたサムスン労組破壊文書と関連して、 金属労組と市民社会はサムスングループを相手に押収捜索しなければと主張している。 また、検察が確保した労組破壊文書の内容の公開を要求した。

労組は4月9日、大検察庁の前で記者会見を行い 「検察は(去る6日)サムスン電子サービス株式会社の家宅捜索を行ったが、 系列会社だけの捜査ではいけない」とし 「今この瞬間にもグループでは外装ハードなどの資料を廃棄する可能性が高い。 検察は今からでもグループを押収捜索し、 労組破壊で損害を受けた労働者を呼んで被害事実を調査しろ」と明らかにした。

続いて「検察は2013年に暴露されたサムスンの『Sグループ労使戦略』文書について 不実捜査を行った末に2015年に無嫌疑処理した」とし 「この過程で、サムスンが労組破壊文書のとおりに労組を弾圧した末、 サムスン電子サービス支会の組合員二人が自ら命を絶ち、 サムソンエバーランド支会の幹部が不当解雇された。 検察が捜査の意志を見せたければ、 労組破壊文書の内容を公開しろ」と伝えた。

金属労組法律院のパク・タヘ弁護士は記者会見で 「すでに検察は2016年のサムスン労組破壊事件を不起訴送検した」とし 「告訴は5年前から進められた。 検察が適時に労働者を調査してグループを押収捜索していれば、 今まで労働者たちが命を賭けて労組活動はしていなかっただろう」と伝えた。

続いて参与連帯のアン・ジンゴル市民委員長は 「2013年のサムスン労組破壊文書暴露の直後、サムスンは作成を認めたが検察が無嫌疑処分し、未解決事件に残った」とし 「検察首脳部をまず捜査しなければならない。 検察がきちんと捜査しなければ、特別捜査本部、特検が動くべきだ」と指摘した。

労組は今でも不当労働行為が続いていると主張した。 民主労総サービス連盟サムスンエスワン労組によれば、 最近サムスンは労使協議会(ハンマウム協議会)のメンバーを大挙昇進させたが、 サムスンエスワン労組幹部は排除した。 また、ハンマウム協議会代表に「full-time専任時間」、 社内メール(Knox)を保障したが、労組は除いた。

また、民主労総金属労組サムスン支会(サムスン物産)は 「『S文書』の公開後、御用労組は2015年指導部を交替し、 御用労組の韓国労総サービス連盟に加入した」とし 「御用労組は公式労組活動をしていなかったが、 サムスン支会の交渉権は無力化された」と明らかにした。

一方、サムスン電子サービス支会の関係者は4月9日、 検察が金属労組側に告訴人調査を進めようという趣旨の要請をしたと明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2018-04-16 03:00:30 / Last modified on 2018-04-16 03:00:31 Copyright: Default

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