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サムスン労組、本館バリケードを突破…「労組破壊文書」を糾弾

サムスン4労組「李在鎔、無労組経営から抜け出せ」

キム・ハンジュ記者 2018.04.03 16:05

サムスンの4つの労組がサムスン電子の瑞草本社バリケードを突破した。 労組がサムスンの「労組破壊文書」を糾弾して 李在鎔(イ・ジェヨン)副会長との面談を要請する過程で衝突が起きた。

[出処:金属労組]

民主労総金属労組京畿支部サムスン支会、 サムスン電子サービス支会、 サムスン・ウェルストーリー支会、 サービス産業労働組合連盟サムスンエスワン労組の4つの労組は 4月3日にサムスン電子本社前で記者会見を行った。 記者会見の終了後にサムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長に面談要請書を渡そうとしたが、 サムスンの警備がバリケードで防ぎ、衝突になった。

4労組の組合員と記者会見参加者数十人がバリケードを突破したが、 本館内に入ることはできなかった。 面談要請書は渡せなかった。 4労組は内容証明書を通じてサムスン側に面談を要請する計画だ。

金属労組は「『Sグループ労使戦略』文書に 『労組設立の試みに対して場所取りで対応しろ』、 『労組が早期に瓦解できなければ枯死させろ』、 『問題人員に対する百科事典を作れ』といった 時代錯誤的『反労組戦術』が含まれていた」とし 「この文書の責任を取る人はいない。 また文書の指針はまだ施行されている。 労組をする権利を認めている憲法と法律は、サムスンの無労組経営の前には無力だ。 李在鎔はまず無労組方針をやめて、 サムスンをきちんと立て直せ」と明らかにした。

[出処:金属労組]

サムスン支会(サムスン物産)は2011年の労組設立当時から 『Sグループ労使戦略』文書により弾圧されてきたと主張し、 サムスン・ウェルストーリー支会も使用者側が組合員を不法に査察する不当労働行為を行ったと指摘した。 サムスンエスワン労組も最近「過半数労組」が確定したが 「使用者側が『ペーパー労組(幽霊御用労組)』と個別交渉をすると小細工を働かせている」と伝えた。

サムスン電子サービス支会は 「われわれは、元請と系列社の使用者責任を拡張していく努力を併行する一方、 正規職化のための要求議題を定立させる」と明らかにした。 サムスン電子はサムスン電子サービス株式の90%以上を所有している。 またサムスン電子サービスは90%以上の業務を請負業者に委託しており、 非正規職労働者たちは奇形的な交渉構造に置かれている。

最後に金属労組は「4つの労組があえて一つの共同要求を作らないのは、 それぞれ異なる要求を争奪するために闘争し、献身する準備ができているからだ」とし 「4つの労組はサムスン内部でサムスンを統制する責任をそれぞれの課題として受け止めている唯一の主導者だ。 李在鎔副会長は、 関係者が問題を解決するという気持ちで 『無労組経営』という時代錯誤的な強迫観念から抜け出せ」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2018-04-06 11:32:34 / Last modified on 2018-04-06 11:32:38 Copyright: Default

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