本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:故ファン・ユミ氏9周年追慕文化祭
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1457501913222St...
Status: published
View


幸せになろう、幸せになろう、苦しまずに

故ファン・ユミ氏9周年追慕文化祭...パノルリム、3月一か月間、追慕行動

パク・ピョンナム修習記者 2016.03.07 13:50

2007年3月6日、23歳のユミ氏は白血病で亡くなった。 彼女の死の後、半導体工場で働く労働者たちが各種化学物質にさらされ、 ガンや希少病で死んでいくという残酷な真実がわかり始めた。 また死の現実を変えるために2007年11月「半導体労働者の健康と人権守備隊(パノルリム)」が作られた。

9年の歳月が流れ、サムスン電子半導体とLCD工場だけで何と223人の職業病被害情報提供がパノルリムに寄せられ、このうち76人は死亡した。 パノルリムは故ファン・ユミ9周年と76人のくやしい死を追慕して、サムスン職業病問題をきちんと解決するために3月を「追慕の月」と宣言した。

被害者の要求を無視し続けるサムスンに対抗してパノルリムと被害者家族が座り込みに突入してから150日目になる3月4日の晩、 パノルリムは瑞草洞のサムスングループ本社前で 「故ファン・ユミ9周期およびサムスン電子労災死亡労働者追慕文化祭」を開いた。 この場には200人ほどの市民が参加した。

4・16家族合唱団は歌の公演で気持ちを分けあった。 「シチャナパ」のパク・ヨセプ氏は 「ここに来るととても胸が痛む。 胸が痛む人々が、別の胸が痛む人々と共にしようとしている」とし、 同じ遺族としての悲しみを共に分けあった。 続いて「時間が経つにつれ、人々は『まだにやってるのか、うんざりだ』というが、 ここにいるわれわれはまだ地団駄を踏んでいる」とし 「小さな足音が大きな響きになって、サムスンとこの国を動かせるようになってほしい」という期待を伝えた。

故ファン・ユミ氏の父親ファン・サンギ氏は 「サムスンの労働者たちがこんなにたくさん死んだのに、目と耳を塞ぎ、何の措置を取らない今の政府はひどい政府だ」とし 「サムスンも全く同じだ。 自分の会社でこれほど多くの労働者が死んだのに、責任を回避するようなことは企業らしくない」と政府とサムスンを批判した。 続いて「サムスン労働者は自分の同僚が死んでいく時、『私さえ病気にならなければいい』と思って無視せずに、一緒に連帯しなければならない。 労働者が労働者らしく話せる時、健康と安全が守られる」と頼んだ。

パノルリムは「サムスン職業病問題に対する社会的な関心、そして謝罪・補償問題に対するサムスンの責任を要求する声を強められるように一緒にしてほしい」と頼んだ。 パノルリムは3月の1か月間、ソウル江南駅8番出口サムスン電子広報館(デライト館)の前で、 △被害者の連座デモ、 △追慕の道を作る、 △3宗教界の追慕祈祷会、 △サムスン電子労災死亡労働者追慕文化祭、 △映画祭、社会者討論会、連帯集会などを計画している。 詳しい日程はパノルリムのホームページ(http://cafe.daum.net/samsunglabor)で確認できる。

付記
パク・ピョンナム記者はニュースセル記者です。この記事はニュースセルにも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2016-03-09 14:38:33 / Last modified on 2016-03-09 14:38:34 Copyright: Default

関連記事キーワード



このフォルダのファイル一覧上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について