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サムスン半導体フッ酸漏出、隠された25時間...環境部も知らなかった

京畿道庁、雇用労働部、環境部も一日後に事故発生を認知

ユン・ジヨン記者 2013.01.29 10:31

1月28日に発生したサムスン半導体フッ酸漏出事故が何と25時間も隠されていたと知らされた。

民主統合党の張(チャン)ハナ議員室は、「サムスン半導体側は、事故の事実を 25時間以上隠し、被害者が死亡した直後に関連機関に知らせたことが明らかに なった」と明らかにした。

実際に、サムスン半導体は1月27日午後1時31分、火星事業場11ラインの外部に ある『化学物質中央供給施設バルブ』からフッ酸が液体状態で流出しているの を発見した。使用者側は、協力社のSTIサービスの職員を呼び、当日午後11時に 補修作業に着手した。

修理を完了して約2時間後の28日午前7時30分頃、補修作業をしたパク某氏が胸 の痛みを訴え、近隣の病院に運ばれたが、午後1時55分頃に死亡した。

張ハナ議員室は「政府の関係者によれば、サムスン半導体が京畿道庁に申告し たのは28日の14時40分頃で、雇用労働部に申告したのは28日15時頃」とし、 「サムスン半導体は、フッ酸ガス漏出事故の事実を隠し、パク某氏が死亡した 直後に申告を決めたと見られる」と明らかにした。

その上、化学物質事故の対応・収拾部署の環境部は、28日午後5時になって事故 の申告を受けたことが明らかになった。マスコミに事故の事実が露出した頃に、 環境部が事故の事実を認知したわけだ。

張ハナ議員室は「2次汚染による大規模な人命被害が発生しかねない化学物質の 事故について、環境部が一番最後に事故の知らせを受けたということは非常に 深刻な問題」とし「化学物質専門部署の環境部は、2次被害防止のために、正確 かつ迅速な状況把握によって事故を収拾するべきだからだ」と強調した。

昨年発生した亀尾のフッ酸漏出事故も、環境部の遅い対応で2次被害が広がった。 特に、今回の事件は、亀尾フッ酸漏出事故からわずか4か月後に発生した。1月 15日にも忠北道清州でフッ酸漏出事故が発生した。

張ハナ議員室は「政府はサムスン半導体の事故隠蔽疑惑について徹底した真相 究明を行い、責任者処罰などの法的責任を明確に問わなければならない」とし 「また、フッ酸漏出の原因と被害についての徹底した調査を通じ、住民の安全に 万全を期せ」と強調した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-01-29 22:49:05 / Last modified on 2013-01-29 22:49:05 Copyright: Default

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