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サムスン半導体・電子、死亡労働者は61人...追慕文化祭開催

故ファン・ユミ氏5周忌...「天国では病気にならず健康に」

ソ・ドンヒョン修習記者 2012.03.06 23:00

2007年、サムスン半導体で働いて白血病にかかり死亡した故ファン・ユミ氏の 5回目の命日である3月6日の晩、ソウル駅前広場では故ファン・ユミ氏をはじめ 半導体電子産業労働者の死を悼む追慕文化祭が開かれた。

『半導体労働者の健康と人権守備パノルリム(パノルリム)』が主催し、半導体 電子産業で労災死した労働者の遺族と市民が参加したこの日の追慕文化祭は、 厳かな雰囲気で進められた。

マグナチップ半導体の労働者だった故キム・ジンギ氏の妻イム・ジンスク氏は 遺族発言で「病院を出れば守ってやると約束していた。とても生きていたかっ たのに守ってやれず、申し訳ないだけだ」と涙を流した。

3日にはまたサムスン半導体器興工場の労働者だったキム・ドウン氏が乳ガンで 亡くなった。これでサムスン電子などの半導体電子産業労働者のうちパノルリムに 情報が提供された死亡者は61人になった。

サムスン半導体器興工場で働き、2005年に白血病で死んだ故ファン・ミヌン氏 の妻チョン・エジョン氏は「なぜよりによって私の夫が死ななければならなかっ たのか、くやしい、というつまらないことも考えた。しかしくやしく死んだ人々 の遺影が増えている事実が残念だ。誰かは終わらせなければならない」と残念 な心境を伝えた。

追慕文化祭に参加した民主労総のチョン・ヘギョン副委員長は、発言で「私は 半導体工場で働いていた労働者だった。先に亡くなった方々の人生を代わりに 生きるという覚悟で最後まで戦う。政府と企業は多くのくやしい死の責任を負 うべきだ」と決意を新たにした。

故ファン・ユミ氏の父親ファン・サンギ氏は命日をむかえ、娘への手紙を朗読 した。ファン・サンギ氏は手紙で「5年たっても変わっていない。まだ、政府と 資本は沈黙している。だがお前との約束を守るために努力する。天国では病気 せず、元気に暮らせ」とし、人々の気持ちを残念がらせた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-03-08 00:15:40 / Last modified on 2012-03-08 00:15:57 Copyright: Default

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