|
韓国:サムスン半導体 労働者死の行列...乳ガンで死亡 | ||||||
|
Menu
おしらせ
■サブチャンネル ・映画祭報告(7/27) ・レイバーネットTV(11/12) ・あるくラジオ(11/1) ・川柳班(10/28) ・11.3「抵抗川柳句集」シンポ報告 ・ブッククラブ(10/18) ・シネクラブ(10/11) ・ねりまの会(6/28) ・フィールドワーク(6.1報告) ・三多摩レイバー映画祭(5/25報告) ・夏期合宿(8月23-24日) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第107回(2025/11/10) ●〔週刊 本の発見〕第410回(2025/11/6) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2025/11/6) ●川柳「笑い茸」NO.163(2025/9/26) ●フランス発・グローバルニュースNO.19(2025/8/5) ●「飛幡祐規 パリの窓から」第101回(2025/10/14) ●「美術館めぐり」第16回(2025/10/27) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・OurPlanet-TV・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・CLP・一月万冊・ArcTimes・
|
『サムスン半導体』労働者死の行列...『乳ガン』で死亡ファン・ユミ氏死亡5周忌、器興工場出身のキム・ドウン氏が死亡
ユン・ジヨン記者 2012.03.06 17:13
23歳のサムスン半導体労働者、故ファン・ユミ氏が白血病で亡くなってから5年。 彼女の死で半導体電子工場の劣悪な環境が社会に表れたが、相変らずサムスン 半導体をはじめとする半導体電子産業の労働者の死は現在進行形だ。 3月6日は故ファン・ユミ氏の5年目の命日だが、同時にもう一人の死を知らせる 日でもあった。 3月3日、またサムスン半導体器興工場の労働者だったキム・ドウン氏が、乳ガンで 亡くなった。二人の子供を残した36の歳であった。 「死は終わらない」『半導体労働者の健康と人権守備パノルリム(パノルリム)』は3月6日の午前、 光化門広場でサムスン半導体器興工場乳ガン死亡者キム・ドウン氏の労災申請 記者会見を行った。キム氏は坑癌治療の間に労災申請を準備して、今回の記者 会見で労災申請を知らせようとしたが、3月3日午前1時30分頃に死亡した。 ![]() キム氏は1995年5月初め、19歳の時にサムスン半導体器興工場に入社した。第7 ライン初期セットアップメンバーとして入社した彼女は、インプラント工程で 3年4か月ほど働き、同じラインのエンドファブ工程でエッチングとフォト装備 を扱うオペレーターとして1年4か月働いた。 2000年1月15日に退社した後に結婚したが、2009年8月28日、朝鮮大病院で乳ガン 3期の診断を受けた。以後、乳房切除術を施行したが発見が遅れ、ガンが骨と肝臓 に転移、坑癌治療を受けていたが2012年3月3日、36歳で死亡した。 故キム・ドウン氏は勤務していた時、インプラント工程で放射線とヒ素などに 露出してきたという。特にパノルリムは、キム氏が放射線測定機一台もなく、 遮蔽が不完全な装備で働いていたと主張している。特に彼女はフォトやエッチ ングの工程で、ベンゼン、TCEなどの揮発性有機化合物に大量に露出し、一日8 時間から12時間の交代勤務で苦しんだことも乳ガンを誘発したと指摘している。 キム氏の手術を担当した朝鮮大学校の主治医も「体内で乳ガンが発生してから 治療を要するほどの臨床症状が現れるまでに数年の時間がかかることから考え、 この患者の場合は1995〜2000年までのサムスン電子での勤務条件(放射線露出、 化学物質との接触など)と乳ガンの発生に因果関係があると思われる」と所見を 明らかにしている。 そのためパノルリムは「故キム・ドウン氏の乳ガンは、業務により発生したのは 自明で、業務との相当の因果関係があるのですぐ労災を認めろ」と主張した。 イ・ジョンナン労務士は「故キム・ドウン氏は、一日もはやく労災申請をした がったが、誰も乳ガン労災申請に関心を示さなかった」とし「それで記者会見 と労災申請を同時にするために、申請を今日に延ばしたが、故人になったキム 氏にとても申し訳ない」と伝えた。続いてイ労務士は「キム氏は乳ガンを起こ す放射線やベンゼンに露出し、夜間労働を伴う交代勤務も発ガンの原因として 労災認定されているので、勤労福祉公団はキム氏の労災を認めろ」と声を高めた。 「今われわれはもう死なない」2012月3月6日現在まで、パノルリムに寄せられた半導体電子産業の職業病被害 情報の提供は154人に達する。このうち61人が死亡した。サムスン職業病被害情報 提供者数は137人で、最も多い。サムスン職業病被害情報提供者の53人が死亡 した。 ![]() 勤労福祉公団に労災を申請した被害者と遺族は、故キム・ドウン氏を含み23人。 だが、勤労福祉公団で審議した18人は全員不承認と判定された。そのため10人の 被害者、遺族は現在、行政訴訟を行なっている。2月18日にはサムスン半導体で 働き、ルーゲリック病にかかったイ・ユンソン氏が行政訴訟を始めた。 特に、昨年6月には4年ぶりに故ファン・ユミ、故イ・スギョン氏の労災認定の 判決があったが、勤労福祉公団の控訴で現在ソウル高等法院で裁判が進行中だ。 そのためパノルリムは「腐敗した勤労福祉公団は控訴を撤回せず、労災不承認 が続く中でサムスンとマグナチップなどの半導体資本の責任回避は政府の保護 の下で続いている」とし「今年こそ必ず労災認定による正当な補償を勝ち取り、 企業と政府の責任を問う一年になることを望む」と明らかにした。 故ファン・ユミ氏の父親ファン・サンギ氏も「サムスンは、癌患者を作り続け、 家庭はガン患者の治療で崩壊し、政府は対岸の火事を見物するような態度で常 に企業の味方をする」とし「われわれはもう死ねない。これ以上の被害者を出 さないために、サムスンと政府は問題解決に動け」と声を高めた。 一方、パノルリムは記者会見を始め、故パク・チヨン氏の命日の3月31日まで、 光化門広場で大政府次元の職業病責任を要求するリレー1人デモを行う予定だ。 また、6日の午後4時から7時まで、ソウル駅で対国民宣伝戦を行い、6日午後7時 にはソウル駅広場で故ファン・ユミ氏をはじめとする半導体電子産業労災死亡 労働者を偲ぶ追慕文化祭を開く。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2012-03-07 16:24:58 / Last modified on 2012-03-07 16:25:00 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ | ||||||