サムスン虚偽集会申告で議論...パノルリムには不許可?

パノルリム、「午前4時30分に警察に行ったらサムスンが3時30分にきたという」

半導体労働者の人権と健康守備パノルリム(以下パノルリム)は、警察が『恣意 的な基準』でサムスン電子器興工場前の集会をサムスンだけに許可し、パノル リムには認めないとはがゆさを訴えた。

パノルリム側はサムスン電子半導体工場(器興事業場および温陽事業場)労働者 の集団白血病発病に関して7月19日、器興工場前で「サムスン半導体白血病被害 労働者労災認定要求およびサムスン糾弾集会」のために器興工場所轄の警察署 である龍仁警察署に6月19日の午前4時半に集会申告に行ったが、サムスン電子 会社側と同時接収されたという理由で集会が認められなかったと伝えた。7月 23日は白血病で死亡した器興工場設備エンジニア、ファン・ミヌン氏の命日だ。

イ・ジョンナン労務士は当時の過程を「警察が午前5時から集会申告を受けると 言うので4時30分頃に到着すると『サムスンが3時半にきたので優先順位はサム スン』とし、警察が集会申告ができないと話した」と説明した。続いて警察と もめた末、集会申告は出したものの、禁止通告を受けたと伝えた。

イ労務士は、「集会の自由を保障するために、集会申告は許可制ではなく文字 通りの申告制で運用されなければならないが、希望する日に集会をするために は集会のちょうど『30日前の一日』しか機会が与えられない。ところがサムス ンも毎日集会申告を出すので、とにかくサムスンより先に集会申告を出さなけ れば警察は集会申告を受けつけないか、集会申告は受けつけても禁止通告をす る」と話した。

またパノルリムはサムスンが他の団体、特にサムスンに批判の声をあげる団体 に集会をさせないための目的で集会申告をしていると主張した。

このような議論はこれまでにもあったが、パノルリムと労働界は概してサムス ンの集会申告は『虚偽集会』と判断している雰囲気だ。彼らによればサムスン は1年365日、サムスン本館周辺をはじめ、ほとんどの系列会社の前で自ら集会 申告をし、他の集会を源泉封鎖していると伝えた。現行の集示法上、720時間 (30日)までに集会申告を出せるが、これを利用して、一か月ずつ集会申告を出 して延長を続けて集会申告をしているという。

またパノルリムは警察が任意に集会禁止通告書下段の受領証を本人に確認もせ ず切り取ったという疑いを提起した。パノルリムは「土曜、誰も禁止通告書を 受け取っていないのに、受領証の部分が切り取られていた」と話した。続いて これに関し、執行停止仮処分を申請すると付け加えた。

龍仁警察署情報課関係者は「集会申告が二つある時は、次の順位の集会申告を 禁止通告することになっている。パノルリムが遅くきたので禁止通知をした」 と話した。続いて受領証を切り取った疑いについては「禁止通告受領を拒否し たので、当日の当直が受領証を切り取った」と付け加えた。(記事提携=メディ ア忠清)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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