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「ウリ銀行、サムスン職員の妻の母まで口座照会」

シム・サンジョン、「金融監督院、サムスン-ウリ銀行の不法を知りつつ無視」警察の文書を公開

キム・サムグォン記者 quanny@jinbo.net / 2007年11月26日17時13分

キム・ヨンチョル弁護士(前三星グループ構造調整本部法務チーム長)の暴露で サムスンの職員名の借名口座開設疑惑が起きている中で、ウリ銀行がサムソン 子会社の職員の口座を不法に照会した端緒が公開されたことに注目されている。

民主労働党サムスン秘密資金特別対策共同本部長のシム・サンジョン議員は、 11月26日、ウリ銀行の不法口座照会事件を捜査していたソウル地方警察庁が 5月に金融監督院に送った捜査協力依頼書のコピーを公開した。

金融監督院・ウリ銀行、警察からの口座照会資料提出の要請を拒否

ソウル地方警察庁広域捜査隊はこの捜査協力依頼書で「ウリ銀行サムスンセン ター業務チームが第一毛織職員の監査の過程で、監査対象者の妻の母の口座番号 を不法に問い合わせたことをはじめ、2004年1月1日から2005年5月5日までに 734件の口座に対して3500回の問い合わをした」と事件の概要を説明した。

ソウル地方警察庁は続いて文書で「(ウリ銀行側に) 3500回の照会のうち、 合法的な照会に対する資料の提出を要請したが、拒否している」とし、 「金融監督院が召命資料を提出するように措置してくれ」と協力を要請している。

しかしこうしたソウル地方警察庁の捜査協力の要請に対して金融監督院は「ウ リ銀行に独自に調査をした結果、不法の事実は確認できなかった」という回答 を送ったと京郷新聞が報道した。

独自調査を指示したというが、金融監督院は事実上警察の資料提出要求を拒否 したことで事件を隠そうとしたのではないかという疑いが提起されている。

シム・サンジョン、「金融監督院、泥棒の主張を信じて泥棒ではないと判定」

シム・サンジョン議員はこれについて「金融監督院は警察の捜査協力依頼文書 を受け取り、ウリ銀行の不法行為を知っても調査しなかった」とし「これは金 融監督院の職務遺棄だけではなく、泥棒を捉えてくれと言っても泥棒の主張を 信じて泥棒ではないと判定するようなもので、実質的な共謀行為を行った」と 指摘した。

ウリ銀行側が警察の資料提出の要求を拒否したことに関しても、シム議員は 「口座の問い合わせが法的に何の問題もなければ、ウリ銀行が警察に資料提出 を拒否する理由はない」とし「それでも資料提出を拒否したのは、何か言えな い事実が含まれているということで、追加の不法照会または秘密資金に関する 照会が含まれている可能性も排除できない」と主張した。

彼はまた「不法口座照会事件が起きたのは、キム・ヨンチョル弁護士がサムス ン職員名義の秘密資金と借名口座が存在するというウリ銀行サムスンセンター 支店」とし、「今回の不法口座照会事件は、サムスン出身のファン・ヨンギ氏 がウリ銀行長に在職していた時、サムスンとウリ銀行が行った共謀劇」と主張 した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-12-03 13:44:52 / Last modified on 2007-12-03 13:44:53 Copyright: Default

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