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「サムソン秘密資金の出所は、労働者から横取りした労働の代価であった」

人権団体連席会議、サムソン秘密資金の徹底した真相究明を要求

チョ・スビン記者 bination@jinbo.net / 2007年11月16日16時30分

大統領府から経済団体までが反対しているサムソン特検法案の行方が注目され ている。このような中で、人権団体連席会議などの人権団体は、徹底した真相 究明を要求する声明を出して国会を圧迫した。

人権団体連席会議は11月16日「サムソン秘密資金事件の徹底した真相究明だけ がサムソン共和国解体に行く道」という声明を発表した。人権団体連席会議は 声明で「サムソン秘密資金の出所」は「労働者の労働の代価」だったとし、徹底 した真相究明を要求した。

人権団体連席会議はこの声明で「サムソンが『餅代』に飛ばしたその秘密資金 とは、実状では労働三権も保証されずに暮している労働者を搾取し労働の代価 を横取りした結果」とし「サムソンの強大な権力は、労働者の人権を蹂躙して 徹底した労働弾圧をしてきたことで可能になった」と主張した。

人権団体連席会議は、Xファイル事件と「幽霊の友人探し事件」など、過去の事 件がきちんと糾明されずに消えた点を強調した。

人権団体連席会議は「2005年のXファイル事件は、政治資金に関するサムソンの 不正を公開するのに充分だった」として「だが検察は数カ月にわたる捜査にも かかわらず、不法に盗聴された資料を証拠にできないとし、サムソン経営陣の 証言だけを土台に無嫌疑処理してしまった」と指摘した。

人権団体連席会議はまた「労働組合の結成を試みたという理由で労働者の一挙 手一投足を監視して、死んだ人の身分まで盗用し、携帯電話の位置を追跡した 『幽霊の友人検索』事件があった」とし「事件を担当した検察では事件を法院 に送ることもできず、証拠不充分を理由にまたサムソンに特典を与えた」と言 及した。

人権団体連席会議は「今回のキム・ヨンチョル弁護士と正義具現司祭団のわい ろ検事リスト公開と、市民社会の徹底した真相究明の要求が、何よりも重要な 理由はまさにここにある」と指摘する。

人権団体連席会議は「これまでのサムソン関連事件がそうだったように、再び 誰の味方かわからない報道機関と司法機関により、ひそかに終わらせられるか も知れない」とし「膨大な経済力と社会支配エリートの抱き込みで権力を掌握 してきたサムソンは、すでに牽制する勢力がなく、韓国社会で明白な不法行為 を行っても法の審判から逃れられる」とサムソン共和国と命名する意味を明ら かにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-11-19 16:36:04 / Last modified on 2007-11-19 16:36:05 Copyright: Default

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