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「李健煕指示事項」、「金を受け取らなければホテルの割引券を」

ハンギョレ、李健煕会長ロビー指示事項を含む内部文書を報道

キム・サムグォン記者 quanny@jinbo.net / 2007年11月03日18時57分

サムソン秘密資金造成疑惑に関して天主教正義具現全国司祭団の2次記者会見が 予定されている中で、ハンギョレがサムソン・グループの李健煕(イゴニ)会長 が、判事と検事、国会議員などに直接ロビーを指示した内部文書を入手、報道 した。

11月3日にハンギョレが報道した内部文書を見ると、李健煕会長は特定の政治家 と報道機関、そして市民団体などを具体的にあげてロビー方法を指示していた。

「会長指示事項」と書かれたこの文書について、新聞は「イ会長が公式会議や 自宅で社長団に指示した内容をグループ構造調整本部(現戦略企画室)が整理し た」と明らかにした。

新聞はまた「文書は2003年11月12日と、同年12月29日に作成された2種類」とし、 「指示事項の後には李健煕会長がいつ、どこで指示したのかが記録されている」 と明らかにした。

『会長指示事項』、「金を受け取らない人」に言及してチュ・ミエ議員が実名を議論

ハンギョレが報道した「会長指示事項」文書でイ会長は「ホテル割引券を発行 して、金を受け取らない人にやれば負担がないのではないだろうか」とし、 「金融関係、弁護士、検事、判事、国会議員など、現金を受け取るのは困るが、 与えれば効果がある人々に適用すれば良い」と指示している。

続いてイ会長は「ワインをよく知っている人にはワインをやれば効果的だから、 別に調査してみなろ」とし「いくら厳しい検事、判事でも、数本のワインでは 後で問題にならないだろう」と付け加えた。

特にこの文書で「金を受け取らない人」という部分には、大統合民主新党チュ・ ミエ議員の実名も書かれていて、波紋が予想される。

また文書でイ会長は、参与連帯などの市民団体に対するロビーも指示していた。 イ会長は2003年10月22日に東京で「参与連帯のようなNGOに対して私たちをター ゲットとして害にならないところには、数十億ほど支援してはどうかを検討し てみること」と話したと文書には書かれている。

「サムソン、該当文書存在是認.. 『ロビー指針』で主張は歪曲」

一方、この日の報道に関し、朝鮮日報はサムソン・グループ関係者の発言を引 用して「サムソン・グループ側は該当文書の存在は認めたが『ロビー指針書と いう主張は歪曲』だと釈明した」と明らかにした。

匿名のサムソン・グループの役員は「会長指示事項」文書について「不法に金 でロビーをしろという話ではなく、心のこもった小さな贈り物をしろという話」 とし「ワインやホテル割引券に対する言及も、(贈り物を)与えた場合、問題が あるかどうかを検討しろという趣旨だった」と話したとこの新聞は報道した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-11-08 03:22:44 / Last modified on 2007-11-08 03:22:44 Copyright: Default

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