本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:三星エスワンの集会を会社が妨害
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1167152266828St...
Status: published
View


三星エスワン解雇労働者の集会申告、会社が妨害

三星職員たち、 便法場所先行獲得ために警察署24時間待機

チェ・イニ記者 flyhigh@jinbo.net / 2006年12月19日18時17分

8月、1700人という大量解雇事態を迎えた後、4か月あまりの復職闘争を続けて いる三星エスワン労働者連帯が、三星本館前の集会を防ごうとする使用側職員 と激しく衝突した。

18日深夜12時、三星エスワン労働者連帯所属解雇労働者10数人が、三星本館前 での集会申告を出すために南大門警察署を訪問したが、先に集会申告を出す方 式で社屋前の集会を統制してきた使用側職員50数人が出てきて解雇労働者を 強制的に押し出し、双方が衝突した。

18日深夜12時、集会申告に来た三星エスワン解雇労働者10数人と三星職員約50人が南大門警察署の前に集まっている。/アン・チャンヨン記者

三星本館の前は集会禁止区域?

ソウル市中区太平路にある三星グループ本館は、これまで既存の集会および 示威に関する法律で「外国公館100メートル以内集会禁止」の規定を利用し、 クロアチア名誉大使館、ドミニカ共和国大使館、エルサルバドル大使館などを 本館両側の太平路ビルと三星生命ビルに入居させた。しかし、2003年10月に 憲法裁判所が違憲決定を下したことにより、外国公館周辺の地域でも公館を 直接の対象としないのであれば休日に限りデモを許可するように集示法が 改正された。

そのため三星側はほとんど毎日「エネルギー節約および環境保護キャンペーン」 という、実際は開かれない集会申告を出しており、関連規定上、最初の集会を 開いた後1ヶ月を超えれば毎日申告を更新しなければならないため、毎日集会 申告を出す苦労を厭わずにいる。そのため三星エスワン労働者連帯をはじめと する三星グループ関連の労働者の集会でも、デモはいつも三星本館向いの歩道 でしなければならなかった。

昨年7月、忠南地域労組ノビタ支部(三星電子子会社)が南大門警察署前で数日 間野宿して三星職員との小競合いの末、先に集会申告を提出し、初めて三星 本館前で合法的な労働者集会が開かれることになり耳目が集中したが、集会の 二日前に使用側と劇的な妥協が成立、集会が取り消されていた。

集会申告を先行獲得する方式で労働者の集会を防いできた三星職員が解雇労働者を強制的に引きずり出している。/アン・チャンヨン記者

「三星が365日独占... ただ一日だけ、労働者に出してくれ」

南大門警察署に集会申告を提出するため19日未明まで待機していた三星エスワ ン解雇労働者たちは「三星が(本社の前を)1年間365日独占的に申告してきた。 労働者たちが生きるためにたった一日の集会でも申告しようとする心を理解し てくれ」と警察に訴えた。場所が同じなら、先に申告した集会が受付られるた め、南大門警察署はこれまで請願室のソファに先に到着して座っている請願人 の申請を受けつけていた。このソファには三星職員が24時間待機している。

南大門警察署側が仲裁のために三星エスワン使用側職員と、キム・オグン三星 労働者連帯委員長を入場させた後、19日午前9時まで待機させたが、苦しい状況 を回避しようとしたのか両方ともに禁止通知をおろした。

キム・オグン委員長は「警察側も三星側の便法集会申告を認めつつ、『現行法 では何の制裁方法もない』と話している」と伝え、「集会申告はもう一度試み るつもりで、できなければ他の方法を動員してでも必ず集会を成功させ、われ われに対する不当性を知らせていく」と語った。

アン・チャンヨン記者

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-12-27 01:57:46 / Last modified on 2006-12-27 01:57:47 Copyright: Default

関連記事キーワード



このフォルダのファイル一覧上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について