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三星エスワン、大量解雇後にこっそりと新規採用

解雇された営業専門職労働者の復職要求は黙殺

チェ・イニ記者 flyhigh@jinbo.net / 2006年12月15日16時33分

警察庁の問い合わせ文書を根拠として8月8日1700人の営業職労働者を解雇した 三星エスワンが、大量解雇から4か月後に営業職経歴社員を募集し、問題になっ ている。

去る12月4日、三星エスワンは自社ホームページに営業職経歴社員採用広告を 出したのは、解雇された営業職労働者1700人に対する何の復職方針もない状態 で行われたもので、解雇労働者の怒りを呼んでいる。三星エスワンが警察庁の 文書を理由に大量解雇を敢行したのに反して、同業ライバル社のKTテレカップ とキャップスが営業職労働者を直接雇用したこととも異なる動きだ。

三星エスワンで解雇された営業職労働者が使用側の新規採用方針に反発し、三星本館の前で記者会見を行った。/アン・チャンヨン記者

解雇されて4か月あまり、会社側に復職を要求して闘争してきた三星エスワン 労働者連帯は、こうした使用側の態度に強く反発して15日午前11時、三星本館 前で記者会見を行った。三星エスワン労働者連帯は「われわれの正当な復職要 求を無視して、解雇の事実を社会的に知らせてきたわれわれの声を防ぐために、 尾行、監視、懐柔、脅迫などあらゆる弾圧を行い、これを意識したかのように 非常に異例な営業社員募集を公示した」と批判し、「会社側は労働者連帯には 何も通知しない」と明らかにした。

三星エスワン側は原職復帰闘争を展開している三星エスワン労働者連帯に所属 する労働者に対し、先端装備を動員して尾行、監視しており、40億ウォンとい う巨額の損害賠償、名誉き損告訴などを行い、社会的に非難されている。

三星エスワン労働者連帯のキム・オグン委員長は「法律専門家の多くが私たち の解雇理由として警察庁の問い合わせを根拠とすることは間違いだと言う」と し、「たとえ三星と警察庁の担当責任解釈が正しいとしても、他の営業職群は 解雇せずに働き続けている点から考えて、三星エスワン自身がこの担当責任解 釈に法律的な問題がないことを自白しているようなもの」と指摘した。

使用側が営業職社員採用広告を出したことについても「営業職社員の大量整理 解雇が原因だったので、会社側の間違いで強制解雇された営業専門職に対し、 まず採用の有無を問い、当事者が望めば優先採用することが当然ではないか」 と反問した。

三星に抗議書簡を渡そうとする労働者を警察が阻止し、しばらく小競合いが行われた。/アン・チャンヨン記者

彼らは記者会見で、△三星は欺瞞的な採用広告事態の釈明をして解雇者の復職 要求を優先的に受け入れろ、△三星はこれ以上警察庁問い合わせを理由とせず、 本当の解雇理由を明らかにせよ、△尾行監視懐柔脅迫など卑怯な方法を動員し た人権蹂躙、労働弾圧を即刻中断し、三星エスワン労働者連帯の要求を謙虚に 受け入れろと要求した。

三星エスワン労働者連帯所属の解雇された労働者たちは、記者会見の後に三星 側に抗議書簡を伝えようとしたが、警官が建物を封鎖、しばらく小競合になっ た。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-12-17 01:45:26 / Last modified on 2006-12-17 01:45:26 Copyright: Default

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