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三星エスワン解雇労働者、漢江で水中デモ

「三星の卑劣な行動を 許さない」

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2006年11月28日16時47分

動映像・漢江に飛び込んだ解雇者たち

理由もわからない解雇、「とてもくやしくて耐えられない」

三星エスワン組合員たちが「不当解雇撤回」という垂れ幕を水に浮かべ、救命胴衣に命をあずけて漢江を渡っている。/イ・ジョンウォン記者

三星の不当解雇と戦っている三星エスワン労働者連帯の労働者たちが漢江に飛 び込んだ。11月21日、40余メートルのセコム大型広告看板で行った高空籠城に つづくものだ。

ある組合員が漢江を泳いでいるうちに体が動かなくなり、救命ボートに乗っている。/イ・ジョンウォン記者

麻浦大橋北端側の漢江岸から南端側の岸まで泳いで、宣伝戦をした組合員たちは同僚に助けられて水からあがった。/イ・ジョンウォン記者

28日、11時20分頃、三星エスワン労働者連帯所属労働者12人が麻浦大橋北端か ら裸で漢江に飛び込み「セコム不当解雇撤回」と書かれた横断幕を持って漢江 を渡った。冬の雨で寒い中、「あまりにもくやしくて耐えられない」として漢 江に飛び込んだ労働者たちは、1700人の不当解雇を三星エスワンが即刻撤回す るよう要求した。

約40分の水泳の末、三星エスワン労働者連帯組合員たちは汝矣島市民公園に到 着した。寒い中で泳いだ組合員のうち2人は体温が急速に下がって痙攣が起き、 病院に運ばれた。

漢江を泳いで渡ったある組合員は脚にマヒの症状が出て救急車で運ばれている。/イ・ジョンウォン記者

仕事場に帰るために命までかけた闘争

漢江を渡ったキム・オグン三星エスワン労働者連帯委員長は「命賭けの闘争が 無駄にならないということを見せる」として涙を流した。キム・オグン委員長 は今回の闘争について「何も解雇理由がない。われわれはただ働きたいという ことしかない」として「この社会で1700人が何の理由もなく首を切られたとい うことを知らせたかった。これからこのような不当な解雇がなくなるようにと いう気持でやった」と説明した。

キム・オグン三星エスワン労働者連帯委員長が漢江を渡った心情を語りながら、涙をこらえている。/イ・ジョンウォン記者

漢江を最後まで泳ぎきったチョ・ナキョン組合員は「願うのは、原職復帰だけ」 とし「三星がわれわれを無視して解雇した。われわれはまた働くために命をか けて戦っている」と明らかにした。

漢江を渡った組合員との連帯に駆け付けた労働者たちは、共に整理集会を行っ た。彼らは「大韓民国の法の上に君臨する三星であっても、たった一日の事前 予告もなく1700人もの労働者を一度に解雇した三星は、いかなる弁解をならべ ても社会的非難を免れない」と三星を強く糾弾し、「数千人の生存権を一瞬で 奪った三星の血も涙もない卑劣な行為だけは許せない」と叫んだ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-11-29 07:44:57 / Last modified on 2006-11-29 07:44:58 Copyright: Default

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