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「居住の権利を宣言する」、住居の日イベント

組織委所属の団体が宣伝進行後にデモ行進

カル・ホンシク記者 2013.10.08 11:47

毎年10月第一週の月曜は国際連合が決めた世界住居の日だ。障害者差別撤廃連帯、竜山惨事真相究明委員会、全国撤去民連合、全国入居者協会などが参加する「2013世界住居の日韓国組織委員会(以下 組織委)」は、住居の日に先立ち10月5日午後、普信閣で「居住の権利を宣言する」という主題で住居の日の行事を行った。

午後1時から始まったこの日のイベントで、組織委所属の団体らはそれぞれ 「居住の権利」を知らせる宣伝を行った。各団体はメインステージ横の発言台で 普信閣の近くを通る市民に対し、撤去民、零細商人の状況を知らせた。

▲清渓川橋の上にかかった組織委横断幕[出処:ビーマイナー]

また、竜山惨事写真展、アンケート調査、スラム体験などの広報テントを設置 して、韓国社会で定住権が侵害されている現実を知らせ、その解決のための署名 運動を行った。これとともに、連帯団体と共にデモ行進用の宣伝物を製作して、 それぞれの住居の現実についての4〜6行詩文芸コンテストも進めた。

宣伝を終えた参加者は午後4時から清渓広場周辺を行進する「住居権パレード」 をした。参加者たちは「誰もが劣悪な住居に苦しんでいる状況で、単に世界住居 の日を祝うだけではなく、街に出てきた」とし、政府に住居問題の解決を要求した。

清渓川を回り、普信閣に戻った参加者は午後5時、文化祭を最後に住居の日の イベントを終えた。文化祭ではギター演奏、障害者歌グループ「視線」などの 公演が行われ、あらかじめ準備した文芸コンテストで選ばれた3人の参加者が 書いた文を朗読した。

▲「貧困葬儀」の葬儀委員申請を受けつける全国撤去民連合ブースの宣伝物。10月17日の貧困撤廃の日をむかえて「貧民ではなく貧困を撤廃」する葬儀を企画している。[出処:ビーマイナー]

組織委は代表5人が「居住の権利」宣言文を朗読してこの日のイベントを終えた。

参加者は宣言文で「私たちにとっての家は、暮らせるような『家』ではなく、 人生を押さえ付ける『荷物』になっている」とし「われわれは追い出されない ように、私たちの住居権、私たちの居住の権利を実現するために、さらに連帯 を拡張し、抵抗を組織する」と強調した。

参加者はこうした現実を解決するために、△家賃問題の解決と公共賃貸住宅の 拡充、△「ここに人がいる」、強制退去禁止法制定、△住居弱者の保護および 住居に対する差別解消、△村共同体を破壊する国策事業の全面再検討を要求した。 (記事提携=ビーマイナー)

▲デモ行進隊列が清渓川での宣伝を終えて普信閣に戻る[出処:ビーマイナー]

▲住居現実を皮肉るギターの公演[出処:ビーマイナー]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-10-09 05:33:03 / Last modified on 2013-10-09 05:33:04 Copyright: Default

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