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「公権力が撤去民の希望を一日で破ってしまうとは思いませんでした」

[録音収録]竜山惨事被告人金某氏の最終陳述

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金○○(竜山惨事被告人)/ 2009年10月22日18時58分

10月21日、竜山惨事結審公判で被告人は懲役8年から5年の求刑を受けた。この 日、被告人がした最終陳述の中で金某被告人が前日夜を明かして作成して読ん だ最終陳述の録音収録全文を掲載する。[編集者 注]

これまで長い時間、この事件の事実解明につとめてきた尊敬する裁判長様そし て検事様、

困難な状況で1日も欠かさず屈することない弁論をされた限りなく感謝するキム・ ヒョンテ弁護士様をはじめとするさまざまな弁護士様、これまでのくやしさを じっと耐えて裁判を見守って下さった遺族の方と多くの傍聴者の前で慎重に最 後の陳述をします。

撤去民五人が犠牲になり、解決することなくいつしか10か月目になりました。

櫓の中の寒さと恐れ、櫓4階での恐怖を味わい、生死の岐路に立った私は亡くなっ た五人が最後に思い出した顔が誰の顔だったのかも分かるような気がします。 まさにこれまで建設資本の弾圧に傷ついた家族の顔だったのです。

私は再開発過程で市庁と区庁の黙認の下で、施行社と施工者、組合で雇い入れ た用役チンピラにより住民が暴行され、幼い子供たちが彼らの手でつまみ出さ れてくるのを見ました。本当に腹立たしく、苦しかったです。諸家族構成員の 妻と幼い子供たちが傷つき、家庭生活が破壊されたことを、ただ理解して耐え て過ごすことはできませんでした。それで弱気になって自らの権利を放棄すれ ば、この国の国民であることを自ら放棄することだと思い、その覚悟で自分の 家庭を守ろうと思いました。

尊敬する裁判長様!
櫓に追い出された撤去民たちを人間的に見て下さい。竜山惨事以後、撤去民を テロ集団、暴力勢力、反政府団体という烙印を押した警察と政治家により、 私は深刻な混乱に陥りました。これまで建設資本の弾圧に押さえられ、入居者が 道に追い出されたのに、誰も関心を持ちませんでした。怒りと腹立ちを解決する ために互いに同じ境遇にある撤去民と人間的に互いに助けあい、連帯することの 何が間誤っているのでしょうか。

イ・チュンヨン委員長は某放送会社のインタビューの中でこう話しました。 「私たちを助けられる人は仲間たちの他に誰もいません。仲間たちをののしら ないで下さい」と言って、喉をつまらせた部分に同感します。

2-3時間助けるだけで、彼らの希望をかなえることができました。公権力が投入 され、竜山4街の撤去民の希望を一日で粉々にこわすとは思いませんでした。

裁判長様もすでに洞察されたように、この事件の主犯は櫓に追い込まれた撤去 民でも、一方的な櫓鎮圧を指示を受けた若い警察特殊部隊員たちでもなく、貪 欲な資本権力です。そのために、検察では捜査記録3000ページを公開せず、す べての責任を撤去民に押し付け、火炎瓶を投げ、同じ境遇の撤去民五人と警察 の特殊部隊員を犠牲にしたと発表しました。

だが一部の警察特殊部隊員の尋問過程であらわれたように、撤去民の誰も警察 の特殊部隊員には、櫓の中ではたった1本の火炎瓶も投げませんでした。生きる ために櫓に上がった誰がそんなに行動をするでしょうか?

そして警察が少しでも撤去民の呼び掛けに耳を傾けて聞こうとしていれば、い やせめて安全を考慮していれば、この不幸な事態には接しなかったでしょう。

尊敬する裁判長様!
最後に、犠牲になられた五人と私たちは、明確に他の人を傷つけるために櫓に 上がったのではありません。その欲深い資本権力の貪欲から、誰でもない、 傷ついた家族を守るために、怒りを訴えるため櫓に上がりました。

櫓の上に追いやられた撤去民に、最後に裁判長様が施す温情があるのなら、犠 牲になられた五人、そして遺族と拘束された撤去民の名誉を回復して、私たち が希望を見つけられるように、そして家族を守れるように日常に送っていただ くことを懇々と求め、最後の陳述を終えます。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2009-10-24 14:43:23 / Last modified on 2009-10-24 14:43:26 Copyright: Default

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