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韓国:竜山国民法廷を準備するにあたり | ||||||
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竜山国民法廷を準備するにあたり[寄稿]竜山、本当の花としてよみ返れ!
イ・ホジュン(西江大)/ 2009年10月14日11時49分
竜山撤去民死亡事件の国民法廷が、10月18日に開かれる。国民法廷という龍山 惨事の隠蔽・歪曲された真実を明らかにし、強制鎮圧と撤去民死亡の責任者を はっきり指摘することで主権者の国民が直接正義を実現するための法廷だ。す でに市民起訴人約10000人が参加している。市民が竜山事件の責任者を指定して、 法廷にたてて憲法と国際人権規範により民主主義と人権の定規で、彼らの責任 を問うためだ。なぜ国民が直接立ち上がるのか?
2009年1月20日、竜山ナミルダン・ビル。入居者の生存権を徹底して踏みにじる 再開発事業、撤去用役のあらゆる暴力と脅迫、セクハラなどでもうすがる所も なく、櫓に上がった撤去民たち。住居権と生存権の剥奪の危機に追い出され、 生存権保障を叫んだ彼らを警察は都心テロ犯と呼んだ。そしてたった一日で警 察の特殊部隊を投入して無慈悲な強制鎮圧を行った。撤去民5人の大切な命が犠 牲になり多くの撤去民が傷を負ったが、検察は撤去民を特殊公務執行妨害致死 傷などの疑いで起訴し、強制鎮圧をした警察は嫌疑がないとし免罪符を与えた。 警察と検察の見解では、撤去民たちは『強情っ張り』で、都心の建物を無断で 占拠して火炎瓶を投げ、道を通る市民の安全を威嚇したテロ犯になった。反面、 警察は適法に公務を執行したという。 果たして櫓座り込み撤去民が本当に犯罪者でテロ犯なのか? 庶民の生存権保障 要求を徹底的に無視し、巨大資本と所有権者の利益のためだけに再開発事業を 押し通す李明博政権、『法秩序確保』という美名の下に撤去民の櫓座り込みを 都心テロ犯と決めつけて殺人鎮圧を敢行した警察、捜査記録さえ堂々と公開で きない検察、彼らが龍山惨事事件の主犯ではないのか? 竜山第四区域の再開発事業が施行され、入居者はまともに住居権と生存権の保 障を受けられない状態で強制退去の威嚇に苦しんでいた。庶民の生存権を威嚇 する反人権的な再開発事業、暴力と人権侵害が乱舞する撤去の現場で、生存権 保障を叫ぶ最後の選択が櫓座り込みだった。検察はこれを犯罪行為だと言う。 こうした形式的な法論理の中では、住居の自由を保障すべき国家の義務や生存 権剥奪の危機に追いやられた撤去民の疲弊した生活の現実が徹底して無視され る。国連の経済・社会・文化的権利に関する国際規約はもちろん、韓国憲法も 住居権と生存権保障のための国家の義務を規定しており、国連人権委員会は適 切な住居権保障の代案なく入居者を強制退去させることは明白な人権侵害だと 宣言している。無力な弱者が不当な人権侵害に対して、それももう選択の余地 がなく、櫓に上がったことがなぜテロ犯になるのか? 無慈悲な強制鎮圧を正当化するために、警察と検察は撤去民が櫓を設置して、 多くの火炎瓶を通りに投げ、市民の安全を深刻に威嚇するテロ犯にしようとし ているが、櫓座り込みをした撤去民は警察の保護の下で角材と鉄パイプで武装 し放水銃を撃つ撤去用役に対して火炎瓶を二回投げたのが全てだ。櫓座り込み 者たちがむやみに火炎瓶を通りに投げたというのは、ねつ造された虚偽でしか ない。反人権的再開発事業に問題を提起し、生存権保障を要求する非暴力抵抗 行為がいつのまに都心テロ行為に変身させられているのだ。撤去民たちをテロ 犯にするために、李明博政権は事実もねつ造している。 しかも警察特殊部隊を投入し、たった一日で電撃的に敢行した強制鎮圧の過程 を見ると、警察は櫓座り込み撤去民の生命や身体の安全には最初から関心がな かった。櫓中には大量に火炎瓶などの引火物質があることをよく知りつつ、何 の安全措置も取らずに性急に警察特殊部隊をナミルダン・ビル屋上に投入する ことで、火災惨事の原因を提供した。櫓の引火物質は、下手に鎮圧作戦を遂行 すれば火災を引き起こし、これにより死亡や傷害が発生しかねないという事実 を警察はよく知っていた。それでも火炎瓶を使い果たすよう誘導するなどの事 前の措置を全く取らないまま、電撃的に鎮圧作戦を敢行した。ここまでくれば 殺人鎮圧ではなくて何だろうか? 強制鎮圧のような国家公権力の行使は適法な要件によってなされるべきで、必 要最小限で終わらなければならない。適法性の原則と比例性の原則に外れる鎮 圧作戦は不法な公権力行使であり、国家の暴力行為であり、市民に対するテロ 行為であろう。1月20日の強制鎮圧は公権力行使の要件や手続き、手段と方法な ど、すべての面で適法性の要件を備えておらず、龍山惨事は警察が撤去民の死 の可能性を十分に予想しつつも無理に違法な公権力行使を敢行し、殺人の結果 を産んだ事件だ。 こうした竜山の真実は、検察の捜査過程で徹底して歪曲された。強制鎮圧の数 日後、検察は火災の原因が火炎瓶によると話し、警察は合法的手続きにより鎮 圧作戦を遂行したという理由で警察の責任を否定する発言をした。鎮圧過程に ついての本格的な捜査の前に、警察は適法な公務遂行者であり、座り込み撤去 民は犯罪者だと結論を下したのだ。全国撤去民連合には全国的な単位で徹底し て捜査すると言い、組織暴力とかかわったという疑いを受けている撤去用役業 者の暴力、脅迫、業務妨害などの行為にはきちんと捜査をしなかった。その上、 検察は撤去民の裁判の過程で法院の公開命令まで破り、捜査記録3000ページの 公開を拒否している。よく構成された脚本により竜山事件の真実を隠蔽・歪曲 する姿を見るようだ。 法を適用する司法機関の法的判断は、社会的に途方もない権威を持つだろう。 しかしその法的判断が偏向的な本当の歪曲を作り出す瞬間、そして市民の常識 的な思いから遠ざかる瞬間、法は真実を拒否する手段になり、市民への国家の テロ行為を美化する道具に転落する。これは民主主義と国民主権原理に基づく 本当の法ではない。 これが市民が立ち上がって国民法廷により、竜山事件の本当に責任者を選び、 彼らに厳重な責任を問わなければならない理由だ。国民法廷は瑞草洞の法曹団 地で密かに形成されている竜山の真実隠蔽の試みに警鐘を鳴らす。無慈悲に殺 人鎮圧を行った警察に厳重な責任を問い、不公正捜査と捜査記録未公開で真実 隠蔽の先頭に立つ検察の態度も国民の審判を受けなければならない。そしてさ らに、反人権的再開発政策を主導した李明博政権が入居者の生存権を剥奪して 小さなくつろぎの場所を守ろうとした撤去民の素朴な夢まで無惨に踏みにじり、 彼らをテロ犯と見なして無慈悲な殺人鎮圧を敢行した背後の首魁であることを 明らかにしたい。 ソウル市瑞草洞の法廷では、竜山撤去民に対する裁判が進められている。だが、 突然テロ犯にされ、公正な裁判を受ける権利まで保証されずに進められる裁判 だ。むちゃくちゃな再開発政策を押し通す李明博大統領、ソウル市の呉世勲(オ・ セフン)市長、龍山区庁長、施工者、撤去用役企業、そして反人権的再開発政策 のために生存権保障を要求する撤去民をテロ犯として、掃討の対象にし、殺人 鎮圧を行った警察、不法公権力行使を適法とかばい、事件の隠蔽と歪曲にだけ 没頭する検察、彼らは今どこにいるのか? 瑞草洞の法廷に彼らを立たせられないのなら、そして竜山の真実が隠蔽されて しまうのなら、主権者の国民が立ち上がって竜山の真実を暴露し、失われた正 義を正さなければならない。国民法廷は市民が自発的に真実を宣言する空間だ。 国民法廷は実際の刑事裁判のように強制力を持たない。しかし国民法廷で私た ちが宣言する真実には、市民の心を構成する民主主義と人権の真の姿が含まれ る。法の名で竜山の真実を隠すことに汲々とする李明博政権の法には、民主主 義はなくて、人権はなくて、民衆の暖かい生はない。これは真の法ではない! それで竜山国民法廷は撤去民五人の犠牲が人権の名で、正義の名で、本当の名 でまた復活する席でなければならない。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2009-10-15 01:34:20 / Last modified on 2009-10-15 01:34:22 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ | ||||||