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警察の龍山鎮圧と李明博候補のBBK

同じような『釈明』あるいは『嘘』…検察もあの時と同じ?

ミディアース www.mediaus.co.kr / 2009年01月30日11時44分

警察は当初、「鎮圧作戦は市民の安全のための決定だ」とし、「用役業者の職 員は作戦の前に全員撤収した」と発表した。だが、民主党のキム・ユジョン議 員が続々と公開した記録によれば、『用役業者と合同作戦』の情況がわかる。

キム・ユジョン国会議員が1月23日に公開した警察無電通信記録(20日付)を 見よう。

「また、外部警備員ハンマーなど装具をブラシ7(持参)と兵力の後に従えて 3階から4階その装置解除している(進行中)」(午前6時29分42秒)
「18(分かった)。警4(警察4名)と共に用役警備員装具ブラシ7(持参)と 3段4段(3階と4階)の間に設置された障害物を解体している(陳中)。18」 (午前6時29分59秒)

これにソウル警察庁はすぐ公式な釈明資料を出して「建物の外にいた龍山警察 署の警備課長がソウル警察庁警備課の関係者に無線で報告する過程で、状況を 誤って把握したため誤解があった」とし「前日、用役業者の職員が内部進入を 試みようとするのを何回も警察が遮断したことがあったので瞬間的に誤認した」 と説明した。

▲京郷新聞2009年1月28日付6面記事

また金議員は24日、現場特攻隊員と指揮本部の間での20日付無電内容を追加 で公開し、警察の釈明に全面的に反論した。

「建物2段に撤去班がいるのになぜ施錠した?」(午前6時25分08秒)
「その用役は作戦が始まり、建物の外に全部撤収したようです」(午前6時25分16秒)
「いや撤去班員が3、4階にある障害物除去設置をする。できれば撤去班員が 設置して、もしすぐ設置できなければ警察力で3、4階の障害物を速かに 除去するように…」(午前6時25分42秒)

これに対して警察は「無電内容だけを見れば誤解を生むが、撤去現場の外にい た報告者が勘違いして、誤って報告した」と釈明した。

だから無線交信記録に対する警察の釈明の核心は『勘違い』ということだ。

この警察の釈明、どこかで見た内容に似ている。2007年の大統領選挙を熱い雰 囲気にした『BBK株価操作事件』を思いだそう。

当時、李明博候補がその事件に登場するさまざまな会社と直間接につながって いた証拠が続々と明らかになった。李候補者がBBKの所有者であることを推論さ せる2000年当時の中央日報など、さまざまな言論とのインタビューでも、彼の 代表職の名刺、eバンクコリアとMAFの広報パンフレットに会長として紹介され た事実などが存在していた。BBK LKeバンク、EBKの定款などに『発起人である 李明博とキム・ギョンジュンが参加して議決権を行使』すると記載されていた。

これ以外にも大統領選挙の直前、2000年10月の光云大最高経営者特講で李明博 候補による「私がBBKを創業した」という肉声が入ったいわゆる『光云大動画』 が公開されたこともある。

これらの証拠に対する当時の李明博候補の釈明は「キム・ギョンジュンを広報 する目的だった」、「すべての(BBK株価操作)過程をキム・ギョンジュン氏が主 導し、私は知らなかった」ということだ。つまり李明博当時候補者の弁明は、 「知らなかった」である。

李明博大統領と警察はどちらも『客観的な証拠』があっても、これを『主観的』 と釈明しているという共通点を持つ。まるで聴聞会で不道徳と不正の事実を突 きつければ各々『思い出せない』、『知らない』というおなじみの弁解をする ように。

▲ハンギョレ2007年11月12日付5面記事

こうした釈明への検察の捜査態度もまた驚くべきほどだ。2007年末のBBK事件で 特検は、△キム・ギョンジュン氏と李明博氏などの当事者間の対面調査も行わず、 △李明博当選人との食事を兼ねたわずか3時間の訪問調査で被内偵者の身分の 陳述調書を作成するといった捜査態度を見せて捜査を終結させ、問題になった。

歴代の特検で最短の36日で捜査を終わらせたBBK特検チームは、「李明博大統領 が、△株価操作などのBBK関連の疑惑、△道谷洞の土地、(株)ダース株式などの借 名所有の疑惑、△サンアムDMC特典分譲の疑惑に『関与または共謀した事実は全 くない』」という結論を出した。

民主社会のための弁護士の会などの市民社会団体は、当時の特検の捜査結果の 発表に対して「特検の捜査の意志と公正性、妥当性を疑わざるを得ないので、 われわれは特検の捜査結果を受け入れられず、国民的な疑惑に対する当選人の 政治的責任は依然残っていることを明言する」と特検を猛非難した。

2009年初めの検察の姿はどうだろうか。早々と龍山撤去市民5人を拘束し、関連 者を急いで逮捕したが、警察と用役業者の過剰鎮圧の捜査はゆっくりと進めて いる。該当の動画と遺族の『警察・用役合同作戦』の疑いにもかかわらず動か なかった検察は、キム・ユジョン議員による無線記録の公開にさえ三日も過ぎ た後、用役業者の捜査に入り、対応が遅いと批判されている。

また検察は、ソウル地方検察庁のキム・ソッキ長官の召喚をめぐってかなり苦 しんでいるという。もちろん、大統領府が問責を先送りして検察に押し付ける 目論見が一役買ったからだ。

民主社会のための弁護士の会、人道主義実践医師協議会、参与連帯などで構成 された『龍山惨事』真相調査団は、見るに見かねて「適法な手続きを無視して 警察が行った過剰強制鎮圧で撤去民5人と警察1人が死んだのだから、業務上過 失致死の疑いが認められる」と、ソウル中央地検にソウル地方警察庁のキム・ ソッキ長官など関係者と用役業者を告発し、検察の公正な捜査を要求した。

野党は、龍山惨事についての国政調査の実施と特別検事制導入などを要求して いる。龍山惨事関連の特検が実施されれば、BBK特検チームを凌駕する早期捜査 終了記録を更新することも難しくないだろう。今、検察が捜査できるようにす ればいい。客観的証拠をはね除けて主観的釈明を採択する捜査は、猛烈な速度 で真実を吸い込むブラックホールなのだから。(チョン・ヨンウン記者)

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原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


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