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2012世界移住民の日フェスティバル、水原駅前で開催

「差別ではなく平等、他人ではなく私たち!」

ソ・ドンフン記者 2012.12.17 09:39

12月18日と国連が指定した世界移住民の日を前にした16日午後、水原駅前広場 で『2012世界移住民の日フェスティバル』が開かれた。移住共同行動と京畿移住 共対委が主催した今回のイベントには、京畿地域の移住労働者と市民、社会団体 の参加者が集まり、政府に「雇用許可制廃止」と「国連移住民権利協約批准」 を叫んだ。

[出処:ニュースセル]

京畿道金浦の自動車部品工場で働くカンボジア移住労働者のソチェット氏は、 この日、舞台に上がり「貧しい国からきたという理由で私達を虐待し、搾取し て、まるで動物のように扱った。だが定められた会社を移動すると不法滞留者 に転落し、もっと安全な事業場で働く権利まで奪われた」と涙を流した。

8月1日付で施行された雇用労働部の『外国人労働者事業場変更改善およびブロー カー介入防止対策』は、移住労働者の雇用斡旋ブローカーを摘発する名目で、 移住労働者が直接、事業場を探すことができるすべての窓口を遮断している。 現行の雇用許可制によれば、3か月以内に職場を見つけられなかった移住労働者 は帰国措置されるため、彼らは劣悪な労働環境に耐えて仕事を続けたり、 未登録(不法滞留)移住労働者に転落するのが現実だ。

フィリピンから来た宣教師のジョーンズ・ガーラン氏は、「小さな携帯電話の 部品から、蔚山近海の巨大な船まで現在、韓国で作られているものは、すべて 移住労働者の手を経ている。国連でも世界経済発展の主体が移住労働者だと認 めた。だが今も韓国では、移住労働者が劣悪な環境で働いて死んだり摘発され、 追放される現実だ。世界の労働者はさらに団結して戦い、勝利しなければなら ない」と政府に『国連移住民権利協約批准』を要求した。

国連は1990年12月18日の総会で、移住労働者とその家族の労働権と人権を保障 する『すべての移住労働者およびその家族の権利に関する国際協約』を採択し たが、韓国はこの協約をまだ批准していない。

この日のイベントの司会をしたビルマ行動活動家のソモドゥ氏は、「私たちが 韓国にくる時、仕事がつらくて苦しいことは知ってきた。だがわれわれは人間 らしく生きる権利まで奪われている。最近は大統領選挙を控えて政界では民心 を得るために必死だが、私たちには投票する権利がなく、私たちには関心がな いようだ」と残念さを表わした。続いてソモドゥ氏はギターの伴奏で自作曲 『移住労働者』と『給料日』を歌い、参加者の大きな呼応を受けた。

[出処:ニュースセル]

イベントに参加した労働者大統領キム・ソヨン(無所属)選挙闘争本部(選闘本) のユ・フンヒ選挙運動員は舞台に上がり「今のように利益だけ追う世の中では 非正規職と移住労働者が苦しむのが現実だ。資本が中心ではなく、人が中心の 世の中を作るため、共に戦って行こう」と提案した。この日のイベントに参加 する予定だったキム・ソヨン候補は、前日の遊説での警察との衝突などで健康 が憂慮され、出席できないと伝えられた。

一方、この日の舞台でイベントが進められている間、イベント会場の片隅では 各国の暖かい茶の無料試飲会や国連移住民権利協約批准要求署名、写真展、 双竜車鉄塔座り込み応援メッセージ、移住労働者権利探しのための古着バザー などが開かれ、通りがかりの市民の目を引いた。(記事提携=ニュースセル)

[出処:ニュースセル]

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原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-12-18 12:12:19 / Last modified on 2012-12-18 12:12:25 Copyright: Default

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