|
韓国:国家人権委、アノアル委員長の保護一時解除に関する審議の決定を再延期 | ||||||
|
Menu
おしらせ
■レイバーネット2.0 ・レイバーフェスタ2025 ・レイバーネットTV(12/10) ・あるくラジオ(11/1) ・11.3「抵抗川柳句集」シンポ報告 ・ブッククラブ(12/13) ・シネクラブ(10/11) ・ねりまの会(6/28) ・フィールドワーク(6.1報告) ・三多摩レイバー映画祭(5/25報告) ・夏期合宿(8月23-24日) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第107回(2025/11/10) ●〔週刊 本の発見〕第416回(2025/12/25) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2025/11/6) ●川柳「笑い茸」NO.164(2025/11/25) ●フランス発・グローバルニュースNO.19(2025/8/5) ●「飛幡祐規 パリの窓から」第101回(2025/10/14) ●「美術館めぐり」第18回(2025/12/22) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・OurPlanet-TV・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・CLP
|
国家人権委、アノアル委員長の保護一時解除に関する審議の決定を再延期出席委員は、 事案の重要な争点の理解が不足 チョンミンソン minsungch@hanmail.net
7月27日に清州外国人保護所を訪ねた知人と会って保護所のガラス窓の向こうで笑うアノアル委員長。300日以上明洞聖堂闘争で共にしたあるネパール移住労働者は、アノアル委員長が「人に配慮するとても心が強い人」だと言う。 25日に決定が出る予定だったアノアル委員長の保護一時解除に関する国家人権 委の決定が、再び延期された。移住労組から送られた関連文書によれば、25日 に開かれたアノアル委員長に関する国家人権委小委員会には、異例の担当弁護 士が参加して準備された意見書を読んだが、この懸案の重要な争点を参加委員 が全く把握していないため、やむをえず決定を10月10日に延期したと伝えた。 23日の午後2時には、国家人権委員会の前では移住労働者と韓国人が集まって、 移住労働組合アノアル委員長の保護一時解除勧告案発表延期を糾弾、早期の発 表を要求する集会が開かれた。 約60人が集まったこの場でシャキル移住労組職務代行は、アノアル委員長が現 在清州外国人保護所で拘禁133日目をむかえており、5月17日に国家人権委に陳 情書を提出したのに、まだ結果が発表されずに先送りされるばかりで、国家人 権委は何をする所なのか聞きたいと話した。 彼は5月14日に出入国が労組設立記者会見場に職員を送ってこっそり写真を撮 り、キムヒョク同志を拘束して移住労働者を支援する同志まで弾圧しているが、 こうした状況ではほとんどの移住労働者は買い物にも行けず、ちゃんと食事も できず、賃金も受け取れずに日常生活が維持できなくなっていると伝えた。 烏山移住労働者センターのチャンチャンウォン牧師は、昨年フィリピンで起き た20人の農業労働者死亡事件と釜山、木浦、蔚山貨物労働者の死亡を較べ、 『参与政府』の姿勢を考えないわけには行かないと話した。また、国家人権委 の最高議員の中には自分で移住労働者人権センターを運営している人がいるこ とからも分かると述べた。きちんと判断すれば、この発表を先送りせず、組合 を認め、委員長釈放の勧告案を早く発表するべきだと話した。 西部建設労組の金ホジュン委員長は、人権委が労組委員長の不法連行と査察の 不法性には何の措置もせずに、133日間、労組委員長を監禁しているのは職務 遺棄だとし、早期に陳情に答えるべきだと声を高めた。 彼は今日、国家機関が市民と、特に労組委員長を尾行したことはとんでもない と述べ、法務部出入国管理所の不法性と人権蹂躙を強調した。 金ホジュン委員長は、西部建設労組が移住労働者による300日以上の明洞闘争 に連帯して闘争したと述べた後、政府が狙っているのはつらい労働と低い賃金、 劣悪な労働条件の中で疲れ果てた労働者を互いに争わせることだと述べ、政府 の反労働者分裂政策を批判した。
8月2日、担当弁護士の民主労総法律院のクォンヨングク院長と、「行動する 医師会」のイボム医師はアノアル委員長の健康状態を確認するために清州外国人保護所のアノアル委員長と特別面会した。 全国撤去民連合のイ・ドンス氏も資本のために『人権』が使われており、国家 人権委の保護解除勧告案が出てもそれは勧告案でしかないとし、移住労働者が 越えなければならない山はもっと高い『政府』だと強調した。彼は、世界人権 条約にもある『強制撤去禁止条約』をあげて、しかし南韓の土地ではまだ強制 撤去が行われ、これに抵抗する撤去民は拘束されて弾圧されていると強調した。 彼は、南韓の資本は南韓の労働者を徹底的に絞り取るために移住労働者を利用 しており、資本家の世界を終わらせなければ盧武鉉以外のどんな政府になって も労働者の人生は変わらないと強調した。 彼は昨年の夏、闘争実践団に参加し、移住同志が闘争の決意を固めていること を確認し、その時に出会ったある移住労働者同志から秋夕の時に安否を尋ねる 文字メッセージをもらったことがとてもうれしかったと話した。 彼は、集会に参加している移住労働者の顔色が暗いのを見て、自分が熱心に闘 争に参加していないからのように思われてつらいと述べ、ひとりの移住労働者 も出入国に捕まることなく、南韓の土地でちゃんとした戦いが繰り広げられる ようにするように闘うと話した。 労働解放学生連帯のハンスイン氏は、連帯グループが連帯している移住労組の アノアル委員長の釈放闘争で委員長が釈放されると信じて戦っていると述べ、 これはアノアル個人の連行ではなく、移住労働者労働組合の初代委員長の連行 だと話した。 彼は事業場移動の自由と未登録移住労働者の合法化を含む労働許可制を民主労 働党が10月に立法できるように闘争すると述べ、階級的総団結で労働許可制を 勝ち取ろうとスローガンを叫んだ。 全国学生連帯の崔ジェイン氏も、世界人権宣言ができて半世紀が過ぎたのに、 まだ韓国の土地には移住労働者が事業主の監視と出入国の連行により苦しんで おり、世界人権宣言の色を失わせていると話した。 彼は昨年の夏、1ヶ月間京畿道の安養、安山で実態調査を行い、皮膚の色、言 語、国籍を超えた多くの移住労働者と会い、体調が悪くても治療も受けられず、 さらに良い労働条件を求めて事業場の移動をしたくてもそれができない劣悪な 現実を見たと伝え、ここに人権はなかったと説明した。 彼は、移住労働者労働組合の委員長の釈放勧告案の留保は移住労働者のこうし た現実に目をとじることだとし、出入国と国家人権委の姿勢は全く違わない、 がんばって働く労働者が認められる世の中がくるまで現場に連帯し、一生懸命 闘争すると決意を述べた。 教育宣伝局のマスム局長は、ソウル市長が3900億ウォンの金を受け取り清渓川 に250億ウォンの橋をもう一つ作ったと述べ、昨年の夏、5日間の夏闘争団に参 加して、上道洞の組合員に会ったが、コメも買えない困難な状況を見たと語り、 権力と非権力者の間の相対的な格差を比較した。 彼は、移住労組が国家人権委の委員長と面談しようと二回も訪問したが、その たびにモンゴルに出張に行ったとか他の約束があると言って拒絶されたと述べ、 国家人権委は暑いところで集会をしている人々は、なぜ集まっているのか、ど んな困難があるのかを出てきて調べるのが道理ではないかと声を高めた。 彼は、韓国政府が非正規職をさらに不安にしており、事業主は安い賃金で働く 移住労働者を雇用し、移住労働者が韓国の労働者からさまざまな誤解を受けて いると話し、それは政府が雇用許可制の実施とともに行った摘発のため、多く の移住労働者が自分がしていた仕事をやめて建設現場で一日3-4万ウォンで働 いているからだと説明し、彼らは状況が良くなればまた工場に戻って働くと話 していると伝えた。 彼は、移住労働者は韓国政府が受け入れてくれないので、暮らすためだけに働 いているだけだと述べ、結局は政府が折れてくるまで、団結して闘うと決意を 述べた。 移住労組は、国家人権委小委員会が移住労組のアノアル委員長の陳情書審査決 定を再延期すれば、移住労組は強く対応する計画だと、移住労組の断固たる立 場を明らかにしている。 来る10月30日の午後2時、ソウル中央地方法院ではアノアル委員長が国家を相 手どった損害賠償請求訴訟の第二回公判が開かれる予定で、アノアル委員長が 訴訟の当者者として裁判に参加する予定だ。 (添付資料省略) 翻訳/文責:安田(ゆ) Created byStaff. Created on 2005-10-01 15:37:36 / Last modified on 2005-10-01 15:39:39 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ | ||||||