10日、移住労働者放送局『後援の夜』盛大に開催

参席者、 放送局への期待と共感を確認する席

チョンミンソン minsungch＠hanmail.net

後援の夜でパクキョンジュ代表が客に挨拶をしている。

去る9月10日、ソウル、安国洞にあるヌティナム・カフェでは夕方7時から11時 まで、今年の5月18日に開局した『移住労働者放送局』が後援の夜を開いた。 約60人の移住労働者と韓国人後援者の参加で、さまざまな移住労働者団体の 祝賀メッセージと生放送ラジオ番組、文化公演などが行われた今回の行事は、 移住労働者放送局への多くの期待と可能性を確認する意味深い席になった。

夕方7時から始まった夕食を終え、8時半からは移住労働者放送局のパクキョン ジュ代表が参席者に感謝の言葉を伝え、客からの祝賀発言が続いた。

まず移住労働者労働組合のシャキル委員長職務代行は、『移住労働者放送局が これから移住労働者の声を入れるだけでなく、移住労働者が自ら運営に参加し、 率いて行ける放送局として大きくなってほしい』と期待を明らかにした。

烏山移住労働者センターのチャンチャンウォン牧師は『移住労働者放送局が、 今後も移住労働者運動で大きな役割を果たすと期待し、さらに大きく活発に 活動すると確信する』と話した。

韓国移住労働者人権センターのヤンへウ所長も『移住労働者の声を流す放送局 が生まれたのは、本当に絶対必要なことだった』とし、『商業空中波放送より 大きく発展する放送局になることを期待する』と話した。

ビルマ民族民主連盟のチョモア労働部局長は『経済的、政治的に困難なアジア の国から、多くの移住労働者が韓国にきて働いている。移住労働者放送局が、 移住労働者に大きな助けになると確信する』と伝えた。

民主労総未組織非正規事業部長は、『この前の移住労組巡回闘争で、韓国の移 住労働者運動が多くの市民から支持されていることを確認した。移住労働者の 闘争に民主労総が参加するよう、熱心に努力するつもりだ。移住労働者放送局 の活動にも持続的に関心を持つ』と話した。

移住労働者放送局で'レンアンタイの楽しい手紙'を進めているCJ、ジュリアが後援の夜で生放送ラジオ放送をしている。この日録音された放送は移住労働者放送局を通して聞ける。

祝賀客のあいさつが終わり、移住労働者放送局のCJ (Cyber Jockey)が進める 生放送のラジオ番組が続いた。

まず『ポロデシ友人たち』を進行しているシュレスがさまざまなネパール音楽 と韓国の曲を紹介し、移住労働者のカセム氏が即席でその他の伴奏に合わせて 『まさにその一人』という曲を歌い、参席者の拍手を受けた。続いて『レンア ンタイの楽しい手紙』を進めるジュリアが生放送番組で、参席者にタイの音楽 と楽しみをプレゼントし、すぐにヨン・ヨンソク文化労働者の公演が続いた。

先月、宗廟公園移住労働者集会で『おかあさんに』という曲で集会の参席者を 粛然とさせた彼は、この日の行事で『転がる石』と『コリアンドリーム』を歌 い、後援の夜参席者たちに楽しみをプレゼントした。

同日、仁川で開かれた『仁川労働文化祭』に参加して緊急にイベント会場に駆 け付けた『イノのハッピーサンデー』の進行者、ソモトゥとストップ・クラッ クダウン バンドのミンウは、素敵な公演とラジオ番組に移住労働者放送局 『後援の夜』イベントの仕上げを飾った。

この日の『後援の夜』に参加したアジア財団のイヒョンジョン代理は、アジア の外国から来た移住労働者に出会う大事な経験をしたし、外国生活をしている 移住労働者たちが固有の文化を共有する空間を持つことは難しいが、移住労働 者放送局を通してそのような空間を探し、互いに連絡しながら大いに役立つだ ろうと話した。

日本のフィリピン人コミュニティについての修士論文を終え、現在聖公会大の 博士課程で移住女性に対する論文を準備しているトシコ氏も移住労働者たちが 進める生放送プログラムが印象的だったと述べ、特に移住労働者が韓国人と共 にプログラムを進める姿を見て、韓国の市民社会はすごいと思ったと述懐した。

開局して今、4か月をむかえている移住労働者放送局初の『後援の夜』行事は、 移住労働者放送局が今後、移住労働者運動で大きな役割を果たし、韓国社会の 正しいジャーナリズムの姿を提示しつつ大きくなるという期待と共感を作る重 要な場だった。

移住労働者放送局'後援の夜'は放送局にかける期待と共感を確認できる意味深い席になった。

2005年09月12日14:58:42

原文

翻訳/文責:安田(ゆ)