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「放送通信審議委はまぬけ検閲機関」

放送通信審議委、性器写真を掲載したパク・キョンシン委員の警告声名に市民団体反発

チャムセサン編集チーム 2011.08.05 16:29

放送通信審議委員のパク・キョンシン高麗大法学専門大学院教授が自身のブログ にあげた男性性器の写真をめぐる議論が広がっている。

放送通信審議委員会は8月4日午後に全体会議を開き、9人の委員のうち野党側の 審議委員が退場した中で、政府と与党側審議委員6人で性器露出写真を自身の ブログにあげたパク・キョンシン委員に対する公開の警告性声明書を採択した。

▲パク・キョンシン教授が運営するブログ

彼らは声明で、「(パク・キョンシン委員が)職務上知った情報を職務上の目的 以外には使ってはいけないという秘密維持義務に違反した」とし、これは審議 委員の解職理由に該当するだけでなく、刑法のわいせつ図画頒布罪で処罰され る違法行為だと強調した。

また、これらの委員は事件の後、パク・キョンシン委員が言論とのインタビュー などで放送通信審議委の名誉を失墜させたと主張した。彼らは「(パク委員が) 放送通信審議委の名誉を失墜させ、審議委員の品位を多大に傷つけただけでな く、放送通信審議委への国民の信頼を喪失させ、委員会の適法な活動を無力化 させる憂慮が高いと判断した」と明らかにした。

だが、当日、野党推薦委員はパク委員は自身のブログで審議システムの問題点 を指摘したという意図を理解しろと強調した。ある野党推薦委員は「パク・キョ ンシン委員がブログで、韓国社会にアジェンダを提示したこともある」として 「通信審議に対し当事者の意見聴取の機会を与えようという部分や、わいせつ 物と芸術的作品の審議基準が必要だということなどがそれだ。共に議論すべき 事案」とし、声明採択を拒否して退場した。

一方、言論人権センター、進歩ネットワークセンター、参与連帯は5日に論評し 「一部の委員が退場し残った6人により採択された今回の声名発表は、パク委員 の問題提起の本質を隠し、個人の委員の積極的な活動を萎縮させるためと思わ れ、粗捜し以上でも以下でもない」とし「われわれはこうした態度が、一抹の 期待をかけていた国民を失望させ、むしろ委員会の『権威』を失墜させた行為 と見る」と強く批判した。

これらの団体は、今回の議論の核心がパク・キョンシン委員自らが「国家機関 が国民の精神生活を規制する時、その規制の基準は少なくとも国民に知らされ なければならないという気持が先立った」と述べた通り、放送通信審議委が国民 の基本権を制限する時、果たしてどんな基準でどうすべきかにあると強調した。

その点で「国民はすでに放送通信審議委を実質的な検閲機関だと思っている」 と指摘した。さらに発足以後、今まで放送通信審議委はむしろ国民の耳と目を ふさぎ、表現の自由をふさぐことに先頭に立っていると批判されてきたと述べた。

一例として、放送通信審議委が、△大法院判決で一斉試験解任教師が復職した 時、当事者がラジオインタビュー(mbc「パク・ヘジンが会った人々」)で違法な 行為をしなかったと話したことを、放送が判決文と違うことを話したことを放 置したとし『注意処置』した点、△公権力が投入されたユソン企業労組に対す るラジオインタビュー(MBCラジオ〈手で捕えられる経済ホン・キビンです〉、 KBSラジオ〈パク・キョンチョルの経済フォーカス〉)への不当勧告、 △2mb18nomAツイッターID遮断などを上げた。

論評で、これらの団体は放送通信審議委が市民に「悪口と市民的表現権も区別 できないまぬけ機関」と烙印が押されたと非難した。

パク・キョンシン委員は自身のブログに7月14日全体会議で淫乱情報と決定され、 削除措置された男性の性器写真を掲載して問題になった。パク委員は性的コード がない単純な性器の写真まで審議機関が恣意的に判断して削除措置することは、 国民の表現の自由を過度に傷つける措置で、憲法に反する決定だとし、社会的に 議論しようという次元で写真を上げたと釈明した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-08-07 00:52:58 / Last modified on 2011-08-07 00:52:59 Copyright: Default

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