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「吉桓永KBS社長辞任」要求、一波万波

四面楚歌の吉桓永社長、「親青瓦台の報道局長後任人事』でまた議論

キム・バルム記者 2014.05.12 20:17

民主言論市民連合、言論労組、言論改革市民連帯など16の言論・市民団体が5月12日午後3時、 ソウル市汝矣島のKBS本館前で記者会見を行って、KBSの吉桓永(キル・ファニョン)社長の退陣を要求した。 言論労組KBS本部(新労組)も非常対策委員会を構成し、吉桓永社長に対する信任投票を行う方針を明らかにした。

[出処:民主言論市民連合]

16の言論・市民団体は5月9日、キム・シゴン報道局長が辞任記者会見で行った発言に言及し 「キム・シゴン局長は、この席で吉社長が『権力の表情ばかりをうかがい、ことごとに報道本部の独立性を侵害』したとして吉社長の辞任を主張した」と説明した。

続いて「他でもない報道本部の中心人物の言葉だけに、 KBSで公然と報道統制が行われていたことは今や否定できない事実になった」と声を高めた。

また「今からでもKBSを国民と共にする本当の公営放送に変革させたければ、 まず報道統制の主役、青瓦台の下手人の吉桓永をKBSから消さなければならない」とし 「吉社長の退陣は、KBSをまた公共性と独立性を備えた公営放送に戻す第一歩だ。 吉桓永社長は直ちに退陣しろ」と要求した。

言論労組KBS本部(新労組)も5月12日午後に声明書を発表し、 吉桓永社長の辞任を要求した。 新労組は「(キム・シゴン報道局長)言うとおりなら、吉桓永社長はこれまでKBS構成員と国民を欺いてきただけでなく、 放送法に違反してKBSの独立を侵害した重大な法律違反行為者ということになる」とし 「自ら辞任しなければならない。 自ら辞任しなければ、KBS構成員の手で退陣させなければならない」と強調した。

特に新労組は5月12日付で非常対策委体制発足を公式化し、 早い時期に吉桓永社長に対する信任投票を実施する計画だ。

多数労組のKBS労働組合も5月9日に声明書を出し、 吉桓永社長の報道介入の真実糾明と去就決定を要求している。

KBS労働組合は「吉桓永社長本人が直接動いて報道に介入したことに対するすべての真実を一つ一つ明らかにして、 それにふさわしい責任を取らなければならない」とし 「責任を回避して、地位を守ろうとするだけの姿を見せ続けるようなら、 KBS労働組合は今週にも執行委員会を招集し 『公営放送死守のための非常対策委』体制に転換し、社長退陣をはじめとして可能なすべての闘争を熱く展開していく」と明らかにした。

KBSには現在、既存のKBS労働組合と2010年の大量解雇事態以後に発足した言論労組傘下の新労組(KBS本部)が存在する。 両労組とも、報道介入の真実究明と社長の辞任を要求しており、 KBSの内部での波紋は小さくないものと見られる。

一方、吉桓永社長は5月12日午前、キム・シゴン報道局長の後任としてペク・ウンギ前時事製作局長を任命した。 ペク・ウンギ新任報道局長は、金仁圭(キム・インギュ)前社長の私組織と言われる水曜会のメンバーで、 イ・ジョンヒョン青瓦台広報首席と光州サレジオ高校の同窓だ。 前任のキム・シゴン報道局長も水曜会のメンバーだったことが分かっている。

そのためKBS新労組側は声明を通じて 「青瓦台と近く忠誠心が高い人物を新しい報道局長に任命したのは、 ニュースの正常化を願う社内のすべての構成員の要求に正面から対抗するもので、 許されるない罪悪」とし、ペク・ウンギ新任報道局長の人事撤回を要求した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-05-13 15:18:32 / Last modified on 2014-05-13 15:18:33 Copyright: Default

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