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李明博言論特補出身者がMBC放文振理事に応募

現放文振理事の再応募に批判声強く…李明博-朴槿恵キャンプの要人も応募

イ・ジェジン記者 | jinpress@mediatoday.co.kr

8月に任期が完了する放送文化振興会理事が今回の放文振の公募に大挙して 再応募したことが確認された。李明博候補の言論特別補佐官出身の要人も、 放文振の理事募集に応募したことが明らかになった。

メディアオヌルが入手した放文振の理事応募リストによれば、これまでの9人の 放文振の理事のうち、与党推薦の6人の理事が今回の放文振の理事に応募した。 6人の理事の中には現在のキム・ジェウ放文振理事長が含まれており、キム・ クァンドン、キム・ヒョンジュ、ナム・チャンスン、ムン・ジェワン、チャ・ ギファン理事が再応募した。野党推薦の3人の中ではコ・ジン理事が再応募した。

現放文振の与党理事が今回の放文振の理事の募集に応じて、キム・ジェチョル 社長体制維持の構造がむしろ強固になりかねないと指摘されている。与党推薦 理事の過去の振舞いを見ると、彼らがまた8月、放文振の新理事に選任されると キム社長の責任を問うことが事実上困難になるという展望が優勢なためだ。

現放文振の与党理事は、MBCストライキ事態とキム・ジェチョル社長不正疑惑に 対し、労組のストライキは不法ストであり、キム社長の不正疑惑の提起にも 一方の主張だと線を引いた。

特にキム・ジェウ理事長は、6月の放送通信委員会に非公開で出席し、MBCスト 事態解決についての質問に「現在のMBC労組のストは明白な不法スト」と主張し、 キム・ジェチョル社長の不正疑惑にも「横領と背任容疑の問題は一方の主張」 だという立場を明らかにした。MBCの管理監督権限を持つ放文振の首長が事実上、 キム社長の去就問題について動かないという意思を示したわけだ。

野党推薦のハン・サンヒョク理事はメディアオヌルとの通話で「放文振の与党 要人がストライキ事態以後、その責任を放棄してきた。少なくとも、放文振の 役割というものがある」とし「キム社長の法人カード疑惑については、積極的 に事実関係を糾明し、責任ある人物を問責し、経営上の管理監督責任を全うす るべきだった」と指摘した。

ハン・サンヒョク理事は「この問題提起を多数の意見で握りつぶし、MBCの事態 を大きくした」とし「少なくとも今の状況では、解決の糸口を見つけようとす る努力について反省と省察が必要だが、再任は非常に不適切な処置」と指摘した。

MBC労組も6人の理事は「検証された非適格者」とし、彼らを選任すれば「与野 は8月初めに構成される新しい放送文化振興会の理事会が放送の公的責任と労使 関係の迅速な正常化のために、労使双方の要求を合理的な経営判断と法律的な 常識、当然な道理によって調整処理するように協力」するという合意に反すると 批判した。

MBC労組は6月28日、放通委常任委員5人が放文振はMBCストライキ事態を解決し ろと要求した異例の声明を発表したことについても「放送法上、放文振の理事 選任権を持つ放通委が現与党推薦の放文振の理事をまた選任するのは自ら明言 した立場に反する」と繰り返し強調した。

▲キム・ジェウ放文振の理事長(c)メディアオヌル資料写真

今回の放文振の理事募集には、現放文振の理事以外にも保守指向の人物と李明博 候補の言論特補(特別補佐官)の人も多数志願したという。

代表的に李大統領TV討論対策委員会の放送特補だったウン・ヒヒョン前MBC済州 社長が今回の放文振の理事応募リストに名前を連ねた。ウン前社長は2008年に MBC社長の公募に志願し、MBC労組から激しく抵抗された。

またチョン・グンロク前晋州MBC社長も今回の放文振の理事に応募した。チョン 前社長は李明博大統領の大統領選挙キャンプに合流し、一般特補として活動し、 アリランTV社長に任命された時にアリランTV労組は「特補社長」とし就任阻止 闘争をした。 MBC記者出身で2007年に李明博大統領が言論特別補佐官団リスト に上がったチョン・グンギ前SBS国際部長も、今回の放文振の理事募集に応募し たという。

「未来権力」朴槿恵(パク・クネ)前非常対策委員長の関係者も眼につく。

チェ・チャンソプ西江大名誉教授は、朴槿恵前非対委員長を支持する「漢江 フォーラム」に参加していた。特にチェ教授は2009年7月、旧ハンナラ党汝矣島 研究所が主催した「PDジャーナリズムの問題、このまま放置するのか」という 討論会で発表し、「MBCの一部の若いPDは彼らの宿主のような労働組合を信じて 操作不公正放送をしている」とし、「MBCは公営放送ではなく労営放送」と非難 した人物だ。

キム・ヨンチョルMBC前副社長は2007年に朴槿恵選挙対策委員会の言論関連諮問 を担当するコミュニケーション委員会に参加していた。

これ以外にリストにあるMBC公正放送労組委員長出身のチョン・スチェ前MBC 時事教養局副局長とチェ・ドヨン前MBCPDは、代表的な保守とされる。2009年、 旧ハンナラ党推薦のパク・ウジョン理事とチョ・ジョング理事も今回の放文振 の募集に応募したという。

今回の放文振の理事募集に既存の放文振の理事と保守から応募した輪郭があら われ、新しく構成される放文振の理事を通じ、キム社長の退陣を推進するのは 事実上、難しくなったのではないかという憂慮も提起されている。

しかし、与野双方がMBC事態の破局を望んでいない状況で「約束破棄」のような 理事選任はしないという分析もある。すでに政界で合意したので、キム・ジェ チョル社長退陣のために正常なプロセスを踏み、理事選任を終えるという展望だ。

入力:2012-07-23 15:26:16 公開:2012.07.23 15:47:10

原文(メディア・オヌル)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作権:この記事の原著作権は、韓国のインターネット新聞メディアオヌルが保有しています。この記事はメディアオヌルの許可を得て翻訳・掲載したものです。本記事および文中の写真・図表の利用や転載などについてのお問い合わせはメディアオヌル宛にご連絡ください。


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