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通秘法改正、韓国版『パノプティコン』がやってくる

ソ・ガブォン議員主催インターネット監視憂慮討論会...今週、共同行動週間

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2009年04月20日16時36分

パノプティコン。

囚人を監視する目的で1791年に初めて設計された円形監獄。この監獄の中央に ある監視塔は常に暗い。この監視塔を囲んで配置された部屋の囚人たちは、見 えない見張り役からいつも監視されるという感じを持つようになり、結局監視 が内面化し、自らを監視するようになる。

慶煕大のソン・ギョンジェ教授は現在国会で議論中の情報通信網法改正案、通 信秘密保護法改正案など、インターネットの監視と規制を強化する法案が通過 した後の韓国をパノプティコンに比喩した。

ソ・ガブォン民主党議員主催で4月20日開かれた『インターネット規制強化、ビッ グブラザーが誕生するか』の討論会で、ソン・ギョンジェ慶煕大教授は「イン ターネットと通信関連法案改正は、単に政党間の色の違いや進歩・保守の問題 ではなく、韓国が監視社会に行くか、あるいは監視されない自由を享受して暮 せるかの別れ目だ」と話した。

ソン・ギョンジェ教授は韓国では、△有害ドメイン接続遮断方式、△仲介者の ISP(Internet Service Provider)による統制、△個人に対する直接法執行、△怖 がらせる効果による自己検閲方式の4つの規制方式が統合的に進んでいると説明 し、通信秘密保護法改正案を「監視社会の白眉」と指定した。

ソン・ギョンジェ教授は「この法案はすべての国民がいつでもどこでも犯罪を 行うかも知れないという理由だけで、通信の秘密に当たる内容を事業者に保管 あるいは管理させ、捜査機関が望めば、提出させるシステムを作ること」と説 明した。続いて「インターネットと携帯電話、固定電話を国家権力の捜査機関 の監視網の中に閉じこめ、国民監視体系を作るビッグブラザーが誕生する」と 付け加えた。

討論をしたミン・ギョンベ慶煕サイバー大学教授は4月1日に国会本会議を通過 した著作権法改正に対して「道路交通法に3回違反した自動車が通り過ぎた道路 を閉鎖するなどということがあるか」と批判した。著作権法改正案は著作権法 違反の掲示物が上がれば3回削除命令を下し、これを守らなければ掲示板自体を 閉鎖できるようにした。

ミン・ギョンベ教授は「インターネット監視関連法をすべてのサイトに一括的 に適用し、いちいち見回すのは物理的に不可能だ。それなら選別的に目標を作っ て適用する公算が大きいが、この瞬間に政治的に悪用される可能性がある」と 憂慮した。

こうした憂慮の声は今週中ずっと多様なイベントに出てくる予定だ。

進歩ネットワークセンター、文化連帯、メディア行動、人権運動サランバン、 民家協、韓国進歩連帯、参与連帯、カトリック人権委員会などの情報人権社会 団体は、今週を『通信秘密保護法反対集中行動週間』とした。

4月21日の国会政論館記者会見を始め、22日はネチズンが掲示板に通信秘密保護 法に反対する文を書き込んで携帯メールを送るなどの『ネチズン行動の日』に、 23日はサングラスを着用して監視に反対する写真を撮る『木曜日にはサングラ ス』の日にする。24日にはソウル大学校公益人権法センター主催で『テロ防止 と人権保護の調和』という主題の討論会も開く。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2009-04-25 05:15:53 / Last modified on 2009-04-25 05:15:54 Copyright: Default

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