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News Item 20050914kir5
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「崖っぶちに追いやられた貨物運送労働者の生存権を保証しろ」

民主労総、14日に記者会見を開き APEC阻止闘争などを警告

ムンヒョング記者

10日に闘争チョッキと鉢巻きを着けて焚身し、3日後に死亡した故金ドンユン 貨物連帯組合員に関し、民主労総は14日午前に記者会見を開き燃料価格の引き 下げと特殊雇用労働者の基本権保障などを要求した。

民主労総は記者会見文で「金ドンユン烈士を死に追いやったのは、何より貨物 労働者にとって苛酷な油類税制」とし、「石油の値段に一括で賦課する間接税 方式は、所得が低い労働者には耐えられない状況」と主張した。

続いて民主労総は「政府の特殊雇用労働者政策が金ドンユン烈士の死を促した」 とし、「特殊雇用労働者たちは使用者の横暴に対抗する憲法上の権利である 労働三権が保障されず、労働条件の改善のための交渉も、争議する権利も剥奪 されて、労災保険をはじめとする社会保険も適用が排除されている状態」と 明らかにした。

民主労総は、△燃料価格補助金差し押さえの解除およびオイル価格の引き下げ △特殊雇用労働者の労働基本権の保障△不法派遣正規職化など非正規職の権利 の保障方案の用意などを要求して、「下半期に予定されているゼネストで不法 派遣問題とともに特殊雇用労働者問題を核心的要求事項として提起し、力強い 闘争を組織する」と明らかにした。

会見文の朗読の前にイスホ民主労総委員長は「金ドンユン同志の生命が消える 前、故人のお母さんは『ドンユンのような境遇の多くの労働者たちが絶望状態 で死の岐路に置かれているはずなのに、どうすれば良いのか』と絶叫した」と 述べ、「民主労総は、労働者民衆のための対策を講じ、彼らの暮しが良くなる ように最善を尽くす」と話した。

民主労総はこの日の午後2時に釜山市庁広場で予定された『化水労働者生存権 争奪・制度改善・労働基本権争奪のための決意大会』を始め、9月末と10月16日に 相次いで大規模集会を開き、11月に釜山で開かれるAPEC首脳会議期間に総力 闘争を配置すると明らかにした。

一方、貨物連帯はこの日の午後開かれる闘争本部会議でゼネスト突入をはじめ 具体的な闘争方針を決める予定だ。

2005年09月14日12時49分

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2005-09-14 18:51:42 / Last modified on 2005-09-14 18:52:14 Copyright: Default

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