本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:現代車正規職-非正規職差別が初めて認定
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1229235996799St...
Status: published
View


現代車正規職-非正規職差別が初めて認定

忠南地労委、「社内下請労働者に正規職と同じ賃金を払え」

チェ・イニ記者 flyhigh@jinbo.net / 2008年11月26日12時27分

現代自動車社内下請非正規職労働者と正規職労働者間の差別を是正しろという 初の是正命令が出て注目されている。

忠南地方労働委員会は11月19日、現代自動車牙山工場社内下請業者所属労働者 が現代自動車と下請け業者を相手取って出した差別的処遇是正申請に「使用者 が現代自動車の正規職員と比べ、勤労者に賃金と福利厚生費を低く支給したの は差別的処遇であることを認める」と判決し「賃金支給、福利厚生支給の差別 的処遇を30日以内に是正措置しろ」と命令した。

また忠南地労委は2006年1月、現代自動車の不法派遣疑惑を大検察庁が最終的に 無嫌疑処理したことと反対に「各工程は仕事の完成を目的とする請負契約の対 象業務に適していない」とし「業務請負契約は、実質的にはナムムョン企業(下 請業者)が所属勤労者を現代自動車に派遣、現代自動車の指揮命令を受けてその ための勤労に従事する勤労者派遣契約に該当する」と明らかにした。

これは昨年6月にソウル中央地法の現代自動車不法派遣認定の趣旨に続き、再度 不法派遣が認められたもので、さらに正規職労働者との差別を是正しろという 内容を明示したことで、不法派遣と非正規職労働者の差別を改善する肯定的な 先例になるものと見られる。

しかし忠南地労委の今回の是正命令が元請の現代自動車の責任を問う形ではな く、下請け業者を対象にしたのは多少残念だ。金属労組は「能力もない下請業 者に正規職に準じる処遇をしろというのは『大企業状況伺い』で、能力のない 業者が廃業すれば保護装置がない」と雇用不安事態を憂慮した。

金属労組は「今回の判決は、差別是正履行主体に限界があるが、元請と下請け 労働者の差別を明らかに認めたもので、初めての是正命令を歓迎する」という 立場を明らかにしながら、現代自動車が不法派遣労働者を直ちに正規職に転換 せよと再度要求した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-12-14 15:26:36 / Last modified on 2008-12-14 15:26:37 Copyright: Default

関連記事キーワード



このフォルダのファイル一覧上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について