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キャンドル市民が非正規職労働者と違う理由

「非正規職撤廃行動の日」集会開き「弱者の連帯」を決意

特別取材チーム/ 2008年09月09日20時51分

KTX-セマウル号乗務員、キリュン電子分会、コスコム非正規職、イーランド労 組、誠信女子大清掃用役労働者など、闘争中の非正規事業場問題解決のための 集中集会が開かれた。これらの労組と労働社会団体の会員、ネチズンなど市民 は、中秋を前にして非正規職労働者をなつかしい職場に送りかえそうと9月9日 の午後7時からソウル駅広場で「非正規職のない世の中を作る1次行動の日」 集会を開催した。

ソウル駅広場の階段をぎっしり埋めた5百人の市民は、キャンドルを持ち「職場 の狂牛病、非正規職を撤廃しよう」、「非正規職を撤廃して人らしく生きよ う」、「労働弾圧を中断して非正規職撤廃しろ」といったシュプレヒコールを あげ、闘争中の非正規職労働者たちを励ました。

闘争中の非正規職労組の代表として発言したKTX支部のキム・ヨンミ組合員は 「今日でストライキ940日目だが、始めた時はこんなに長くすさまじくなるとは 思わなかった」という言葉で暗示した。キム・ヨンミ組合員は「一番最初に警 察と衝突した時、キリュン電子、清掃用役労働者と共に戦った」とし「小さく 孤独な戦いをして、2006年のイーランド-ニューコア闘争を見て、私たちのよう に孤独で苦しんでいるようで心苦しかった」と話した。

また「非正規職労働者として、女性労働者として暮すことがこんなに大変なこ とがと思い、たくさん涙も流したが、私たちの闘争が正しかったことを見せた くて、闘争を続ける」とし「キリュン分会のキム・ソヨン会長が90日目断食を しても解決できないことが悲しいが、ここで私たちが挫折することはできない」 と付け加えた。現在、KTX-セマウル号の乗務員はソウル駅付近の約40メートル の照明鉄塔の上で今日で14日目の高空籠城を進行中だ。

▲9日夕方7時からソウル駅広場で「非正規職のない世の中を作る1次行動の日」集会が開かれた

実践仏教僧伽会のヒョジン僧侶は「逆行菩薩」という仏教用語を紹介し「李明 博大統領にむしろ感謝する心も生じる、この人たちのおかげで私たちの苦しい ところが赤裸々にあらわれた」と話し、市民から拍手を受けた。ヒョジン僧侶 は「この前までは李明博は退けと叫んでいたが、今はもっと大きく叫んで、私 たちの痛みが全部消えるまで李明博とオ・チョンス退陣運動に連帯しよう」と 話した。

この日の集会に参加した市民チャン・ドンギュ氏は「キャンドルが非正規職労 働者と違いますか? 非正規職労働者が要求するのはキャンドル市民が要求する ことと違いますか?」と一座に問いかけ、「私たち自ら連帯できなかったため 『違う』と言う」と答えた。チャン・ドンギュ氏は「われわれはいつも弱者だっ たが、いつも連帯できなかった」とし「ただ連帯だけが私たちが望むものを得 る方法」と演説した。

キャンドル市民3人がテロにあった現場の曹渓寺に行ったというホン・ヒドク民 主労働党議員は「血痕が残る惨めな現場を見て、この政権が国民をいかに蔑視 しているのか痛感した」とし「非正規職労働者を見ても陳謝の気持ちだけ」と 話した。ホン・ヒドク議員は「今回の秋夕は、われわれ労働者にとって最も苦 しい名節になりそうだ」とし「最後まで頑張ろう」と励ました。

▲集会が終わって歩道を移動する人々を警察が防ぎ、民主労働党ホン・ヒドク委員が南大門情報課長に阻止の理由を尋ねている

午後8時20分頃に集会を終えた参加者は、非正規職労働者問題解決の主張が書か れたチラシを市民に配る宣伝戦を進め、歩道を行進しようとしたが、警察側が 旗を掲げて移動することを防いで衝突になった。そのため一部の市民は地下鉄 で曹渓寺に移動し、別の市民たちはKTX-セマウル号乗務員が高空籠城をしてい る照明鉄塔を訪問、整理集会をした。

キャンドル集会に参加した人々は、今後もキリュン電子分会後援酒屋(10日)、 2次行動の日、非正規職撤廃一万人宣言などの非正規職撤廃行動を続けることに した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-09-12 08:46:21 / Last modified on 2008-09-12 08:46:21 Copyright: Default

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