保健医療労使、直接雇用非正規職、約2300人を正規職化

保健医療労使、19日に産別交渉調印式開催

保健医療労組、組合員賛否投票で91%賛成

保健医療労組が使用者団体と今日(10月19日)、2007年産別交渉正式調印式を開 く。4月23日の労使の挨拶から11回の本交渉と10回の実務交渉を行った結果、 7月に産別交渉で暫定的に合意した保健医療労組は、暫定合意案についての 組合員賛否投票をした結果、91%(投票率78%)の賛成で通過した。

調印式は今日午前11時、地方医療院連合会で開かれた。調印式には会社側共同 代表のソファ児童病イ・ソンシク院長をはじめとする交渉団と、保健医療労組 のチョン・ヘソン首席副委員長をはじめとする役員と交渉団が参加した。

▲7月7日、保健医療労使は産別交渉暫定合意した。［出処:保健医療労組］

賃上げ分の一部は非正規職の正規職化、処遇改善などに使うことに

保健医療労組は今回の産別交渉で、67の病院に直接雇用される非正規職6970人 のうち2384人を正規職に転換させるという成果をあげた。これについて労組は、 「産別交渉と現場交渉以後、職員対非正規職の割合が交渉前の20.39%から交渉後 には16.79%に下がり、このうち直接雇用非正規職は10.48%から6.89%に削減された」 と明らかにした。

直接雇用非正規職の正規職化により必要となる費用について、労組は322億余ウォ ンと集計した。この費用は、産別合意での賃上げ分のうち1.3〜1.8%を使って充 当することに保健医療労使は合意している。

また、42の事業場の直接雇用非正規職1541人に対する差別が是正され、51の事 業場で2717人が非正規職処遇改善の恩恵を受けた。間接雇用非正規職でも、11 の事業場が1285人の間接雇用非正規職に病院診療費減免と名節手当て新設など の処遇改善に合意した。

保健医療労組は今回の非正規職産別合意について「即興的な一回だけのイベン トでも、単純な譲歩でもなく、これまでの産別10年闘争の成果がにじみ出る最 も産別的な合意で、戦略的、攻勢的選択だった」と評価した。

保健医療労組は調印式以後、会社側と『産別中央労使運営協議会』と『非正規 職対策労使特別委員会』を開催し、非正規職後続対策の用意と産別交渉運営方 案について議論する予定だ。また保健医療労使は『医療労使政特別委員会』を 作ることに合意し、労働部と福祉部の参加を要求する計画だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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