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障害コール運転手vsソウル施設公団、深まる対立

ソウル施設公団、ホームページで労組の立場に反論

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2008年03月06日16時28分

障害者コールタクシー運転労働者たちとこれを運営するソウル施設公団の対立 がさらに深まっている。

公共労組障害者コールタクシー支会は、ソウル施設公団が組合員を解約したの は「不当解雇」として記者会見、抗議訪問、集会などを続けている中でソウル 施設公団は3月3日、ソウル施設公団のホームページで『障害者コールタクシー 運営現況および無断占拠・デモ関連説明資料』を書き込み、組合員の解約に対 して「勤務地離脱、苦情誘発、運行時間不遵守、無断欠勤などの勤務態度不良 で、中途で契約解約されたり、契約期間満了により契約審査委員会の審議の結 果、延長できないと判断された」と明らかにした。

▲ソウル施設公団は障害者コールタクシー支会の主張にいちいち反論する文をホームページに上げた。

地方労働委員会の復職判決により、復職措置後3日で解約されたことについて、 ソウル施設公団は「12月28日、復職後3日後の31日に解約されたのは、残念なが ら契約延長を決める時点で復職命令があったことに伴うもので、手続きや審査 に欠点がない適法な手続きによって処理された事案」と主張した。

これに対して労組側は、審査の過程に問題があったと指摘している。労組側は 「ソウル施設公団は、外部の人で構成された契約審査委員会で公正な審査をし たというが、委員長はソウル施設公団と諮問契約を結んだ労務士」とし「この 労務士は、ソウル地方労働委員会の不当解雇救済申請の公団側代理人までした」 と指摘し、「公団から契約関係を結び、金を受け取っている労務士が契約審査 委員会の委員長なのだから、偏向的な審査にならざるをえない」とソウル施設 公団の主張に反論した。

一方、ソウル施設公団は2月26日に労組との面談を約束したが、『民衆言論チャ ムセサン』が報道したという理由で面談を一方的に取り消した。当時、ソウル 施設公団は文書で「当日取材撮影した映像物を貴組合(運転員など)が完全に回 収した後、報道機関(チャムセサンなど)に掲載されないようにし、公団に提出 する場合」を面談の前提条件として労使が約束したかのように発表した。

これに対して労組側は「マスコミに掲載された記事を理由に非正規職解雇労働 者との面談を取り消す公団を『最優秀機関』に選ぶ行政自治部の経営評価基準 が何なのかわからないが、非正規職労働者に対しては『最悪の機関』だ」と批 判した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-03-08 02:04:15 / Last modified on 2008-03-08 02:04:16 Copyright: Default

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