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ソウル施設公団、「報道のために面談取り消し」

障害者コールタクシー支会、「労組弾圧以前に言論弾圧」

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2008年02月27日11時15分

障害者コールタクシーを運転する労働者たちがソウル施設公団公団側の解約は 「不当解雇」だとして解約撤回を要求して戦っている。

公共労組社会福祉支部障害者コールタクシー支会は昨日(2月26日)、ソウル施設 公団前で集会を開いた。ソウル施設公団が労組と約束した面談を取り消したこ とに抗議するためであった。

障害者コールタクシー支会は、何度もソウル施設公団理事長との面談を要求し たが、これの答を聞くことができず、2月14日に理事長室を抗議訪問した。この 席でソウル施設公団側は、障害者コールタクシー担当本部長との面談を26日に すると労組と約束したが、25日に文書で面談取り消しを通知してきた。理由は 抗議訪問を取材した『民衆言論チャムセサン』が映像と記事を報道したという ことだった。

▲ソウル施設公団側が労組に送った公文書.

ソウル施設公団は2月25日、文書で「障害者コールタクシーの元運転員が、2月 14日に公団理事長室に無断侵入し、占拠座り込みをした後、公団本部長との面 談を要請して当日取材撮影した映像を貴組合(運転員など)が完全に回収した後、 報道機関(チャムセサンなど)に掲載されないようにして公団に提出した場合、 本部長と面談できるようにすることを約束した」が、労組側がこの約束を守ら なかったということを面談取り消しの理由に上げた。

ソウル施設公団側は14日の取材過程でも意図的にカメラを防ぎ、カメラを奪い 取ろうとするなど『民衆言論チャムセサン』映像記者の取材を意図的に妨害し て問題になった。その後、該当映像記者に数回電話をかけて、報道を止めよう とし、電話取材した記者にも「報道すれば面談は難しい...」と話した。

これに対して労組は「労組は全く合意していない事項」とし「これは労組活動 に対する弾圧という前に、明白な言論に対する弾圧」と指摘した。

集会が開かれた時刻、ソウル施設公団は障害者コールタクシー運転手の採用が 進ていた。集会参加者は「頑張って働いた労働者は路上に追い出しておいて何 をするのか」と怒った。

労組側によれば以後、面談に対する公団側との対話は進まず、労組は障害者団 体との連帯で、戦いを拡散していく計画だ。

▲この日の集会には障害者コールタクシーを利用する障害者当事者も参加した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-03-03 00:01:53 / Last modified on 2008-03-03 00:01:54 Copyright: Default

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