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上級団体を変更した非正規職、解約・遠距離配転に苦しむ

公共労組国民体育振興公団非正規支部、「不当解雇中断」を要求

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2008年01月03日14時52分

上級団体変更直後の解約と遠距離配転は「不当だ」

韓国労総を脱退して民主労総公共労組に加入した国民体育振興公団の非正規職 労働者たちが上級団体を変更した直後、労組の核心幹部8人が雇い止めされ、組 合員240人が遠距離配転措置を受けたことで「不当解雇および不当配転」疑惑を 提起している。

彼らは国民体育振興公団に直接雇用され、1年単位で再契約する形で競輪および 競艇場で発売員、管理員、売店員などとして働いた非正規職労働者だ。彼らの ほとんどは4〜50代の女性労働者たちで、100万ウォン前後の賃金が支払われて きた。このような非正規職労働者たちは千人あまりに達する。

非正規職の居場所がない韓国労総所属労組

公共労組によれば、昨年の1月、非正規職労働者は公団側が時給に転換しようと したことに集団で反発し、これを阻止するために韓国労総所属国民体育振興公 団一般労組(一般労組)に加入を申請した。しかし一般労組は労組加入を今日、 明日と延ばし、賃団闘前に組織力強化の必要性により、非正規職労働者たちを 組合員とした。

しかし一般労組は非正規職組合員の要求を受け入れなかった。非正規職労働者 たちは、毎ゲーム開始前に立って挨拶をする形式的な慣例を拒否する運動を転 回したが、一般労組は彼らの戦いを無視し、これにより公団側は非正規職組合 員18人をけん責するに至る。そこで非正規職組合員は韓国労総にも一般労組の 態度を伝えたが、これも受け入れられなかった。公共労組によれば一般労組は むしろ核心的に問題提起をした非正規職組合員7人を労組で除名処理したという。

結局、非正規職労働者たちはソウル地方労働庁東部支庁に臨時総会招集権者の 権利を要求、去年12月26日に臨時総会を開催して一般労組を脱退し、民主労総 公共労組国民体育振興公団非正規支部を建設した。

上級団体変更が「不純外部勢力介入」?

非正規職労働者が上級団体を民主労総に変更すると、公団側は国民体育振興公 団非正規支部のペク・ポッキュン支部長を含む8人を解約し、240人の組合員を 遠距離配転措置することで応酬した。公共労組は「韓国労総所属一般労組は、 民主労総に加入した組合員は保護できない、不純外部勢力の介入による行為だ と言い、組合員が民主労総を脱退して一般労組に戻ればなかったことにすると 言って懐柔した」と暴露した。

そのため公共労組は今日(1月3日)、国民体育振興公団前で記者会見を開いて 「公団は不当解雇および不当配転など非正規職労働者に対する弾圧を中断しろ」 と要求した。

公共労組は記者会見文で「率先して非正規職労働者たちの正規職化と処遇改善 をすべき公共機関が、むしろ非正規職弾圧を率先している」とし「合法的な 産業労組である公共労組を不法だと罵倒し、公共労組を脱退しなければ再契約 をしないとか別の場所に発令すると組合員を脅迫した」とこれまでの経過を 説明した。

外注化対策に転落した公共部門非正規対策

続いて公共労組は「労組弾圧の最後には、競輪、競艇発売業務の外注化がかく れている」と指摘した。

実際、政府の公共部門非正規対策で国民体育振興公団が提出した『無期契約勤 労者転換計画書』には、競輪、競艇に従事する2年以上の非正規職1582人をたっ た1人も無期契約に転換しないとし、今後は競争従事業務全体を外注化する計画 を明らかにしている。

公共労組は「ひたすら公団と外注業者の利益を保障するために労働者の賃金と 労働条件を悪化させるのが明らかな外注化を断行するということ」とし「公共 部門の非正規職を正規職化するという厚かましい嘘で包まれた公共部門非正規 職対策は、公共部門非正規職雇用不安対策であり、外注化対策だ」と批判した。

そのため公共労組は「公団側が雇い止めと配転、外注化、労組弾圧を中断する まで」出勤闘争と集中闘争などで闘争を続ける計画だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-01-06 03:19:36 / Last modified on 2008-01-06 03:19:37 Copyright: Default

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