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非正規職労働者がまた韓国労総を集団脱退

競輪、競艇場で働く日雇い労働者530人が公共労組に加入

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2007年12月28日13時01分

韓国労総を離れる非正規職労働者たち

非正規職労働者たちがまた韓国労総を離れた。

韓国労総連合労連国民体育振興公団一般労働組合に所属する日雇い非正規職労 働者538人が総会で労組脱退を決定し、民主労総公共労組に加入した。これは、 12月に農協中央会で働く非正規職労働者が韓国労総から脱退して民主労総事務 金融連盟に加入したことにつづくものだ。

彼らは国民体育振興公団傘下の競輪本部と競艇本部に雇用され、光明競輪場、 オリンピック競輪場など全国20の場外支店で発売員と売店員として働く日雇い 非正規職労働者だ。彼らは民主労総公共労組国民体育振興公団非正規支部の 組合員になった。

「韓国労総の前で集会も開いたが甘言ばかり...」

今回集団脱退した日雇い労働者たちは、これまで使用者側の時給制転換と用役 化などの勤労条件悪化に反対して声をあげてきたが、韓国労総に所属する労組 がこれをきちんと受け入れなかったという。これに対して民主労総ソウル本部 は報道資料を通して「組合員約1400人のうち約1000人が日雇い労働者なのに、 (韓国労総所属労組は)彼らの利害と要求を代弁せず、規約で代議員を配分しな いなどのいいかげんな運営を続け、臨時団体協議などでの会社側との交渉でも 彼らを排除し続けてきた」と指摘した。

韓国労総の脱退で主導的な役割を果たした支部の関係者は「われわれは、毎年 再契約をしなければならず、時給制でも何でも使用者側から同意を要求されれ ばそのまま言いなりになる状況だった」とし「韓国労総の前で集会まで開いて 助けてくれと言ったが甘言で言い逃れをするだけだった」と伝えた。続いて 「韓国労総が御用と批判されているが、これが証明された」と批判した。

民主労総ソウル本部も「600人以上の組合員が連署して総会招集を要求したのに これを握りつぶした。その上、主導的な組合員を除名した」とし「使用者側も これと歩調をあわせ、主導的な組合員を停職処分などの懲戒を繰り返した」と 日雇い労働者たちが韓国労総所属労組から排除されてきた過程を説明した。

そのため日雇い労働者たちは会社側と韓国労総所属労組の妨害にもかかわらず、 ソウル地方労働庁東部支庁長から総会招集権者を指名され、26日に蚕室アジア 公園円形舞台で組合員総会を開き韓国労総所属労組を集団脱退するに至る。

業務全体の外注化、雇用不安および勤労条件の後退予想

一方、国民体育振興公団は政府が進めている公共部門非正規対策への回答資料 で、現在日雇い労働者がしている業務全体を外注化すると明らかにしている。 そのため該当労働者たちは今後深刻な雇用不安と賃金カット、勤労条件の後退 にさらされるものと見られる。現在も1年ごとに再契約をしなければならない状 況だ。また使用者側は露骨に無人販売機の導入などを口にしているという。

公共労組国民体育振興公団非正規支部は「韓国労総に所属している日雇い労働 者全体を組織して、年末解約および今後外注化に反対し、全面的な非正規職雇 用安定争奪闘争をする」と計画を明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-12-31 02:54:02 / Last modified on 2007-12-31 02:54:13 Copyright: Default

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