全国プラント建設労組発足

「単一労組の力で蔚山、忠南の団体協約を締結する」

全国4つの地域で2万組合員を率いる全国プラント建設労働組合がイカリを上げた。

全国プラント建設労組統合準備委員会は8月5日の正午、蔚山勤労者総合福祉会 館で労組創立発起人大会を開き、規約を制定して初代役員を選出した。

▲全国プラント建設労組創立発起人大会

この日の発起人大会には、蔚山地域建設プラント労働組合、浦項地域建設プラ ント労働組合、忠南地域建設プラント労働組合、全南東部・慶南西部地域建設 労働組合の4地域から202人発起人のうち、138人が参加した。

蔚山建設プラント労組のパク・スンジュ首席副委員長の経過報告に続き、ユン ガビンジェ全国プラント建設労組統合準備委員会委員長(全南東部・慶南西部 地域建設労働組合委員長)が大会発言をした。

ユンガビンジェ委員長は「単一労組の力で蔚山と忠南で団体協約を締結して、 最低限、全国の建設現場に勤労基準法が適用され、建設労働者が人間らしい生 活を送れるようにしよう」と話した。

民主労総の李錫行(イ・ソクヘン)委員長は祝辞で「プラント労働者たちが民主 労総の中心隊伍として確かに根をおろせるように、単一労組が先頭に立ってほ しい」と頼んだ。

発起人たちは、宣言と綱領、規約を審議して一部の修正案を含み、原案をほと んどそのまま通過させた。

通過した規約は「全国建設産業労働組合連盟、全国建設労働組合から産業別労 働組合としての統合要求があった時は積極的に検討し、統合を推進する」と明示 し、建設大産別労組への指向を明確にした。

また、2008年末まではプラント建設労組役員が支部幹部を兼任することとし、 来年末まで組合費を地域別義務金納付で代替するようにした。

続いて初代役員選出。委員長ユンガビンジェ、事務局長マ・ソンヒ、副委員長 イ・ジョンファ、キム・ジンベ、ホン・スンガク支部長が選出された。ソン・ ミョンジン、キム・ダロ会計監査も共に選ばれた。

▲プラント建設労組初代役員。中央がユンガビンジェ委員長

ユンガビンジェ委員長は「篤いキリスト教信者の妻が初めて教会も抜けて私が 委員長なるのを止めさせようとここまできた」とし「妻に申し訳ない」と話し、 「蔚山と忠南団体協約を締結し、麗水地域建設労組と一緒に行く」と当選の所感 を語った。

「浦項、蔚山、瑞山、光陽、順天プラント労働者一つの労組に」

予定された時刻より1時間遅れた午後3時、時々雨が降る中、大和江岸で 全国プラント建設労組出帆式が開かれた。

出帆式には、プラント建設労組蔚山支部組合員をはじめ、発起人大会に参加し た4つの支部のプラント建設労組代議員と民主労総の李錫行委員長、ムン・ソ ンヒョン民主労働党代表、ナム・グンヒョン建設産業連盟委員長、ペク・ソッ クン全国建設労組委員長、権永吉民主労働党大統領選挙予備候補、イ・ヨンス ン国会議員、キム・グァンシク民主労働党蔚山市党委員長、ノ・オクィ民主労 働党蔚山市党民生特別委委員長などが同席した。

ユンガビンジェ委員長は「蔚山のプラント労働者が浦項と光陽の労働者とどれ ほど働きかたに違いがあるのかを110万蔚山市民にまず知らせて、蔚山地域に 団体協約が締結されるように名分をとらえて推進する」と語った。

続いて「浦項、蔚山、瑞山、光陽、順天の建設労働者がすべて一つの労組旗の 下で一つの組合員になった」とし「これから専門建設業者で組合員がいるのい ないのと言って交渉をさぼれば、大怪我をする」と強調した。

また「今回単一労組に参加できなかった麗水地域の建設労組も、賃闘さえ終わ れば必ず組織転換をすると信じる」と話した。(イ・ジョンホ記者)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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