本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:ニューコア、「特別勤労監督が入っても、店内に外注会社」
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1180386839748St...
Status: published
View


ニューコア、「特別勤労監督が入っても、店内に外注会社」

ニューコア労組、パク・ヤンス委員長削髪闘争など闘争水位を高める

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2007年05月23日14時45分

契約期間が「0」の契約職労働者

イーランド系列会社のニューコアは、7月1日の非正規法施行を前に、契約職労 働者の契約期間短縮はもちろん、契約期間を1日、2日、1週間などの超短期勤 労契約を要求したり、さらに契約期間を「空欄」にすることを要求し、非正規 法の弊害を克明に見せる事例として社会的な問題になっている。

ニューコアは畜産、水産と一部の営業担当非正規職約90人とレジ職約380人に 契約解除と再契約の意志がないことを通知した状態で、該当労働者の業務を アウトソースすることにしたという。

これに対してニューコア労働組合(ニューコア労組)は5月4日付で労働委員会に 労働争議調整申請をしたのに続き、22日、ニューコア・アウトレット・ドンス ウォン店で開かれた集会でパク・ヤンス・ニューコア労組委員長が削髪をした。 ニューコア労組は△非正規職契約解除反対、△アウトソーシング反対、△転換配置 反対を3大要求に打ち出している。

ニューコア労組、「正規職は切られ、非正規職は外注に転換」

パク・ヤンス ニューコア労組委員長が削髪をしている。/ニューコア労組

ニューコア労組は5月18日、各地方労働庁にニューコアに対する特別勤労監督 を要求した。労働部は実態調査と勤労監督をしているという。ニューコア労組 は「非正規職労働者の劣悪な労働条件を改善するために徹底的に調査せよ」と し、△店舗別非正規職現況、△店舗別非正規職内容別分類、△非正規職関連各 種会社内規定の適法性検討などをぜひ調査しろと明らかにした。

パク・ヤンス委員長は削髪式に臨む前に文書で「イーランド資本は、残酷にも 非正規職法が施行される7月1日以前に契約期間が残っているのに非正規職の契 約解除を強行して押し切ったり、辞職を勧め、チョンジョム・キムスクラブと モダンハウスを外注に転換している」とし「これは経済人総連の指針を先導的 に適用し、実際に正規職は苦しくてやめていったり非正規職化され、非正規職 は外注転換でコスト削減と管理手段として利用されている」と指摘した。

続いて「ニューコア事業場は今、労働部から全支店に勤労監督官が特別勤労監 督に入り調査中で、また地労委調停案ではこれ以上会社は3週間非正規職契約 解除、外注転換、転換配置などすべての構造調整を暫定保留させて会社は労働 組合の意見を最大限受け入れるようにという勧告を出した」とし「だが会社は 店内に外注会社の事務室まで作り、労働部を無視して調停案も無視する行動を とっている」と暴露した。

連続するニューコア売り場での事故、「基本的休息権がないばかりか施設点検もない」

一方、5月20日、仁川のニューコア・アウトレット売り場では子供がエスカレー ターに脚をはさみ負傷する事故が発生した。これに対してニューコア労組は、 会社が定期休業もせず、無理に営業を押し切って起きた事件だと指摘した。

ニューコア所属11店舗は1ヶ月に一度の定期休店で労働者の休息と安全点検な どをすることになっている。しかしニューコア使用側は「上半期が終わる5月 の売り上げ達成率が思わしくない」とし「定期休業日に正常営業すれば3%の売 上伸張が予測される」として営業を押し切ったことが分かった。

これに対してパク・ヤンス委員長は「店舗内で働く非正規職協力業者すべての 労働者がこの一日だけの定期休業を待っているのにこれも押さえ込む残酷な資 本がまさにイーランド資本」と指摘し、「休業で施設全般に対する点検をすべ きで顧客には安全なショッピングを保障して労働者たちには基本的な休息権が 保障されなければならない」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-05-29 06:13:59 / Last modified on 2007-05-29 06:14:01 Copyright: Default

関連記事キーワード



このフォルダのファイル一覧上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について