「7年続いている、特殊雇用保護方案用意しろ」

民主労総、国会前決意大会で、立法議論を要求

チェ・イニ記者 flyhigh＠jinbo.net / 2007年04月16日17時26分

民主労総が16日の午前10時30分から国会前で記者会見と「特殊雇用労働者労働 基本権立法要求幹部決意大会」を開催して、7年間続く「特殊雇用労働者労働 基本権保護方案」を至急議論しろと国会に要求した。

イ・ジョンウォン記者

この日の決意大会は、先月李錫行(イ・ソクヘン)民主労総委員長と会った李相 洙(イ・サンス)労働部長官が特殊雇用労働者労働基本権保護方案と早急な国会 立法議論を進めるためにTFチームを構成して議論することにした期限の15日を 越えたことによってなされた。

チン・ヨンオク民主労総首席副委員長は大会発言で「労働部は4月15日までに TFチームを設けて議論すると約束しておきながら、『経済人総連が参加しない という』という理解に苦しむ理由で約束を守らずにいる」と糾弾、「使用者の 指示統制管理監督を受ける厳然たる労働者である特殊雇用労働者の労働基本権 を勝ち取るために民主労総が最後まで闘争する」と明らかにした。

この日の決意大会には建設労組、事務金融連盟、公共運輸労組、ダンプ連帯、 貨物連帯、サービス流通労組バイク便本部、飲食品流通本部、代理運転手労組 などに所属する組合員200人が参加し、特殊雇用労働者当事者のキム・チャン ヒョン・サービス流通労働組合バイク便本部長、キム・グムチョル建設労組建 設機械支部副支部長が闘争発言を行い、大きな拍手を受けた。

特殊雇用労働者基本権保障6月総力闘争を宣言

特殊雇用労働者は全国的に180万人程度と推測され、1998年からアニメーショ ン従事者、才能教育教師などの闘争で顕著に現れた。以後2001年には生コン労 働者、2003年貨物連帯、2004年と2005年ダンプ連帯、2006年生コン・ダンプ貨 物労働者共同闘争などに着実に展開してきた。

李相洙労働部長官は昨年、特殊雇用労働者に対する労働法的保護方案を11月ま でに出すといった後、2006年12月、2007年2月と引き延ばし、結局今年4月15日 までと約束した実務議論期間も越した。2006年10月に出した保護対策は公正取 り引き法などの経済法的に保護するという内容で、不十分だと指摘されてきた。

イ・ジョンウォン記者

民主労総は労働部が政府案を用意できなかったことで、すでに議員立法で発議 されたヨルリンウリ党のウ・ウォンシク、チョ・ソンレ議員案、民主労働党の 段炳浩議員案などを国会環境労働委員会で至急議論するよう要求している。こ れに伴い、15日を基準として対政府圧迫闘争を展開し、国会には少なくとも6 月中に法案を審議議決できるように要求する一方、6月に民主労総次元の総力 闘争を展開する方針だ。

決意大会の参席者は決議文で「政府は至急、特殊雇用労働者の労働基本権保障 立法案を発議しろ」と要求し「大統領選挙局面に駆け上がっていて半身不随の 国会が予想される国会も、政府の法案未発議を理由に議論を先送りするのが職 務遺棄だと自覚しろ」と警告した。

一方、経済人総連は特殊雇用労働者保護立法そのものに反対し、労働部が提案 したTFチームに参加しないという意思を明らかにしたことに関し、全国非正規 労組連帯会議と民主労総特殊雇用対策会議はこの日の午前9時、経済人総連前で 記者会見を開いて抗議した。

［闘争発言］キム・チャンヒョン サービス流通労働組合バイク便本部長

私たちバイク便運転手の仕事は皆さんがよくご存知だと思います。私たちは、 17年間堂々と物流の一軸を担当してきましたし、全国に10万人から17万人の従 事者がいます。私たちは法的、社会的な保護を全く受けられないまま多くの苦 痛と不利益に苦しめられています。

バイク便運転手は全く労災が適用されず、業務上の事故で重傷を負ったり死亡 しても家族の生計保障どころか路上に居座らなければならない境遇です。また IMF以後、標準料金が下落して社納金が引き上げられ、朝から夕方まで命をか けて働いても100万ウォンから150万ウォンしか残りません。社納金は毎月45万 ウォンで、多ければ100万ウォン、奴隷文書そのものの契約書で着服され抑圧 されています。

またすべての被害補償は運転手に転嫁され、顧客の謝恩券も自分持ちで、月極 め額も指示されています。皆さん、中華料理店やチキン店で、顧客にクーポン 発行しながら、それを配達する従業員に転嫁するなど話になりますか?

こんな不当なことは私たちだけではないことをよく知っています。学習誌教師、 ゴルフ場競技補助員、ミキサー車運転手、トラック運転手、ダンプカー運転手、 保険募集人、介護人など... 皆さん皆が特殊雇用という名で縛られています。 今、私たちの権利を保障しない政府を糾弾するために立ち上がりました。政府 はもう時間をかけずに保護立法案を用意しなければなりません。皆さんと力を 合わせて、熱心に闘争します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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