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ハイニックス社内下請労組、忠北道庁を奇襲占拠

「ハイニックスの問題を 解決すると言った道知事は、約束を守れ」

チェイニ記者 flyhigh@jinbo.net / 2006年09月14日21時49分

[映像] 道知事は約束を守れ-ハイニックスマグナチップ社内下請労組忠北道庁奇襲占拠

「現ハイニックス事態解決を公約に掲げたチョンウテク道知事は道民との約束を守れ」
「ハイニックスマグナチップは不法派遣を認めて不当解雇労働者の原職復帰を実施しろ」
「労働組合の設立、劣悪な勤労条件の改善の要求は、工場から追い出されるほど無理な要求ですか」
「忠北道民の皆さん、解雇労働者が懐かしい職場に帰れるように助けて下さい」

14日の午後2時30分頃、以前忠北警察庁の建物だった忠北道庁西関の屋上から 10枚の大型プラカードがいっせいに下げられた。プラカードをおろした人々は、 ハイニックスマグナチップの社内下請労組組合員十数人で、屋上への扉を締め て座り込みに入った。

彼らが屋上を奇襲占拠した後、あわてた忠北道庁公務員たちが窓の中にプラカー ドを引きこみ、道庁前広場に集まった組合員から激しく抗議された。建物の前 に集まった30人あまりの社内下請支会組合員と忠北地域の労働者は、略式集会 を開いてハイニックス事態の解決を要求した。チョンウテク忠北道知事は就任 にあたり「ハイニックス事態を解決する」と言い放ったことがある。

ハイニックス社内下請労働者たちは「チョンウテク道知事と面談すると『努力 してみよう』という言葉を繰り返すだけで、事態を傍観している」とし、「あ とどれほど道端で時間を過ごし、どれだけ面談や集会、闘争をすれば帰れるの か」と怒った。

ハイニックスマグナチップ社内下請支会のオビョンウン副支会長は「チョンウ テク道知事は具体的な代案を提示せず後に退いている。道知事との面談でハイ ニックス側との直接対話の場を作ってくれと要求したことがあるが、1か月近 く過ぎても道知事は何をしているのかわからない」と話した。オビョンウン副 支会長は「私たちが屋上からプラカードをおろして集会を開くことを面倒だと 思うのなら、すぐに事態を解決しろ」と要求した。

民主労総のイヨンソプ忠北地域本部長は「チョンウテク道知事が就任後初めて の仕事がハイニックス社内下請労組座込み場を訪問して『一日も早く事態が解 決されるように努力する』と言った約束だ」とし「チョンウテク道知事はその 後も『労使紛争がない地域を作る』と言って歩き、1年8か月以上、命がけで闘っ ているハイニックス下請け労働者を無視している」と話した。イヨンソプ本部 長は「チョンウテク道知事が道民の暮しに責任を負っているというのなら、地 域内の労使平和実現を望むのなら、最優先でハイニックス事態を解決すべきだ」 と話した。

忠北道庁側は、組合員たちが屋上に上がった西関の出入を統制して、ビルの中 に警察兵力を配置した。5時30分頃には消防車が出動し、屋上にはしごをかけ ようとしたが、建物の下にいた30人ほどの組合員が消防車の下に潜り込み、強 く抵抗、屋上の組合員も飛び降りると言ったところひとまず退散した。

屋上に上がった組合員たちは、ハイニックス側と直接対話できる場を作れとい う要求が受け入れられるまでは絶対に降りないという態度だ。社内下請支会の 組合員たちは、建物裏手の消防車の周辺で待機しており、共に野宿座り込みを 行う予定だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-09-19 00:33:46 / Last modified on 2006-09-19 00:33:51 Copyright: Default

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