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「非正規法案強行処理、国民を欺く政権」

労働部は研究報告書を隠蔽、 与党は対話を回避

イコンマム記者 iliberty@jinbo.net

「2年間の非正規法案論争、確認したのは非正規改悪案が廃棄されるべきだということ」

チャムセサン資料写真

21日、ヨルリンウリ党とハンナラ党が国会で非正規関連法案の法案審査小委通 過を再度試みる予定だ。非正規関連法案が法案審査小委を通過すれば、24日の 国会本会議で処理される可能性が高い。これに対して民主労総はすでに「法案 審査小委で非正規改悪案が強行処理されれば、全組合員は即刻全面的なゼネス ト闘争に突入する」と宣言している。19日には市民社会団体も労働部前で記者 会見を行い、「2年以上進められた非正規法案論争、確認されたのは政府与党 の非正規改悪案は廃棄されなければならないということ」とし、政府、与党の 非正規関連法案の即刻廃棄を繰り返し要求した。

また、労働部が「非正規法案の保護効果は小さい」という結果の外注報告書の 隠蔽を試み、合法派遣業者労働者の派遣現況に対する実態管理もめちゃくちゃ であることが表面化するなど、政府と与党が非正規関連法案を作るまでの過程 がいかに不十分だったのかが続々とあらわれ、非正規関連法案の再議論をはじ め廃棄への声がさらに高まっている。

こうした状況に対し、民主労働党が非正規関連法案の再議論を要求した。だが ヨルリンウリ党は「これまで十分に議論した」という言葉を繰り返し、これを 拒否している状況だ。パクヨンジン民主労働党スポークスマンは19日のブリー フィングで「研究報告書まで隠して、たった2年で弊害があらわれる非正規職 法案を強行処理しようとするのは、この政権が国民欺瞞政権であることを示す もの」とし、「情報操作、国民欺瞞行為は、独裁政権がやることだと思ってい たのに、今は政権が率先している」と強く批判した。

「非正規法案をめぐる攻防の過程は、政府与党の欺瞞を確認する過程」

市民社会団体も「これまでの非正規法案をめぐる攻防の過程は、政府与党の欺 瞞を確認する過程だった」とし、「大多数の労働市民社会の判断を無視し、 国家人権委の意見にも『無知』云々とさげすみ、労働部は国民の税金で作った 研究結果まで隠そうとした」とこれまでの政府与党の行為を指摘した。

続いて市民社会団体は「政府与党の無責任な行為が繰り返される間、当事者で ある非正規職労働者の人生は絶望の崖っぷちに追いやられている」とし、「政 府与党が強行処理しようとする非正規法案が、差別の是正は不備で、逆に非正 規職労働者を拡大するだけになることが確認された。また、すでに市民社会が 実施した3回にわたる国民世論調査でも、国民のほとんどが非正規改悪案の廃 棄と実質的な対策が必要であることが確認された」と述べ、国会に係留中の非 正規関連法案の即刻廃棄を要求した。

2006年04月19日17時36分

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


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