本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:GM大宇非正規労働者、連帯闘争を呼び掛け
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1145547517306St...
Status: published
View


「千万非正規労働者が奴隷の暮し」

GM大宇非正規労働者、 連帯闘争を呼び掛け

オドヨプ記者 odol@jinbo.net

連帯に来た労働者たちが陸橋に立ち、高空籠城をしている鉄塔に向かって手を振る

全国非正規職連帯会議社内下請労組代表者会議は15日の午後3時、GM大宇昌原 工場正門前でGM大宇糾弾大会を開いた。 GM大宇非正規職支会は、今日で高空 籠城25日目、断食4日目を迎える。

社内下請労組代表者会議は、非正規職支会が交渉権を委任した勧告案を受け入 れざるをえなかった苦痛と悩みの過程は理解するが、「事実上闘争を放棄する ようなもの」と明らかにした。 また「代理交渉は代理主義をうむ。 代理主義 は、闘争主体の要求と意志を破壊する」と批判した。

金属労組慶南本部は、20日に連帯ストライキを決意したが、代議員大会でスト ライキの日を運営委に委任したことについても社内下請労働者代表会議は「交 渉の状況と無関係に地域ストは日程のとおり死守すべきだ」とし、「金属労組 の地域ストとともに、GM資本に一撃を加える民主労総慶南本部次元の実質的な 工場進入闘争を組織すべきだ」と要求した。

また、GM大宇会社側には「非正規職交渉参加保障、解雇者全員原職復帰、労組 活動保障、損賠仮差押さえ告訴告発取り下げ」を要求した。

集会には、全州、華城、蔚山、牙山の非正規労働者が大型バスを連ねて参加し、 集会後にGM大宇の裏門までデモ行進をした。

連帯すれば必ず勝利

デモ行進を阻止する警察。小競合いを行い、行進を続けた。警察が消える日はいつなのか?

警察がデモ行進を遮り、参加者たちは体当たりをしてデモ行進を続けた。会社 はコンテナと鉄条網で裏門を塞ぎ、参加者は糞尿をコンテナの向こうに投げた。

正規職に交渉を委任しているが、使用側との交渉日程はまだ決まっていない。 事前事後に交渉をすることにした民主労総慶南本部など5つの組織が17日に会 議を開いて協議案を調整し、会社側と正規職労組が交渉日程を決める予定だ。

非正規支会は「われわれの要求は最小の要求だ。これ以上協議案を調整するこ ともない。また交渉ではどれ一つ放棄できない。どんな仲裁案や折衷案も、出 る余地がない」と明らかにしているが、会社側は非正規問題の使用者性を否定 している状態で、交渉による問題解決の展望は不透明だ。

工場なのか軍隊なのか。鉄条網の向こうの工場には生産ではなく軍事訓練をしている。

コンテナと鉄条網で塞がれた工場で糞尿を投げる

民主労働党慶南道党のある幹部は、「会社が工場閉鎖、廃業にまで言及し、非 正規問題に対して強硬な立場を固守している。会社側も、非正規問題では一歩 も退かないという立場なので、長期化しそうだ」と伝えた。

GM大宇非正規職支会のある組合員は、「安全フェンスさえ張れば非正規労働者 と交渉するかのように言わなかったか。安全フェンスを張っても、まだ会社は 私たちと対話をしないばかりか、相手として認めもしない。さらに、工場廃業 云々と言って、労働者を分裂させる行為をしている」と怒りを爆発させた。

「今回また涙で交渉権を委任した。再び非正規労働者を分裂させ、嘲弄する交 渉になってはいけない。私たちの力はとても弱い。上級団体が非正規問題に積 極的に乗り出さなければ、私たちばかりでなく、韓国の非正規労働者は奴隷と して暮していかなければならない」と連帯を訴えた。

2006年04月16日11時49分

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-04-21 00:38:37 / Last modified on 2006-04-21 00:38:41 Copyright: Default

関連記事キーワード



このフォルダのファイル一覧上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について