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GM大宇、放水銃で座込み場進入を遮断

非正規労働者、 「もう上級団体を信じない」。 道連盟と葛藤

呉ドヨプ記者 odol@jinbo.net

3月26日、全国非正規職連帯会議の主催でGM大宇昌原工場前で集会を開き、 午後4時に工場進入が試みられた。GM大宇は、救社隊と用役警備を動員、 消防車を利用して、放水銃を撃って進入を試みる集会参席者を阻止した。

放水銃で鎮圧

3月25日には、GM大宇は午前11時30分頃に救社隊用役警備200余人を動員し、GM 大宇非正規職組合員と連帯して高空籠城場所を守っていた労働者30余人を工場 外に追い出し、鉄塔座込み場の下に安全網を設置して座込み場進入を遮断した。 また、夜11時には組合事務室とテントで寝ようとしていた非正規職支会組合員を すべて工場の外に追い出した。

非正規職支会のアンビョンウク会長職務代行は「金属産業連盟慶南本部の幹部 が工場に入り使用側と面談をした後、もう侵奪はないから安心だと言うので寝 ようとした。ところが夜中に救社隊が侵入し、われわれを無惨に工場の外に引 きずり出した」と状況を伝えた。

23日から高空座り込み場を守るために昌原工場で座り込みをしていた現代自動 車牙山支会のクォンスジョン組合員は「とうてい理解できないことが起きてい る。今、非正規労働者は警察と使用側だけでなく、GM大宇正規職労組、連盟の 幹部に包囲されて戦っている。26日に民主労総慶南本部が昌原工場前で開くこ とになっていた集会を取り消したのも、とうてい理解できない」と地域上級団 体に対する怒りを現わした。

とうてい理解できない上級団体

この日の集会で発言した非正規職支会のある組合員は、「道本部の関係者が気 を楽にしろと言った。するとすぐ侵奪があった。誰が高空座り込み場の下に安 全網を張ることを交渉の前提条件として受け入れることができるだろうか。明 らかに侵奪が予想されるのに。道本部では、連帯闘争には条件が必要だという。 連帯に条件がいるのか。もう信じられる所はありません。こうしてこわれてい きます」とし、非正規職支会と真の連帯をするのか、上級団体に対する不信を 述べた。

25日の鉄塔下の座込み場侵奪も、上級団体で対話の出口を開くために安全網を 張ることを受け入れると言ってアンビョンウク職務代行が協議案を持って警察 に伝える瞬間に起きた。夜の労組事務室侵奪も、地域労働運動の代表者たちが 安心しろといった後に起きた。非正規職支会組合員たちは「誰も信頼できない」 という強い不信を表わしており、今後上級団体との葛藤が深くなることが予想 される。

誰も信頼できない

クォンスジョン組合員は「民主労総の慶南本部に訪問し、26日に予定されてい た集会の取り消しについて尋ねると、道本部関係者は『取り調べのように聞く のなら答えられない』と言った。月曜日に代表者会議で取り消しの理由を明ら かにするという。なぜ取り消しの理由を堂々と明らかにすることができないの かわからない」と述べた。26日の道本部集会は、金属連盟代表者会議で特別な 内容がないという理由で取り消されたと言う。

正規職労組のソクヒヨル組合員は、「金属産業連盟慶南本部長は、ここにいる のか? 非正規職を無視することが産別の真実か。こういう状況で産別労組が何 の意味があるのか?」と荒々しい抗議の発言をした。

慶南本部長様ここにいらっしゃいますか

集会を終えた参加者たちは正門を塞いでいたコンテナと鉄条網を取り除き、工 場への進入を試みたが、消防車が動員され、集会参席者に放水銃が撃たれた。 また、民衆の声のクジャファン記者などの報道機関のカメラに集中的に放水銃 を撃ち、取材を妨害した。

午後6時に整理集会を終えた参席者は、民主労総慶南本部で懇談会を開き、今 後の闘争計画をたてる予定だ。

2006年03月26日18時06分

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-03-27 07:51:03 / Last modified on 2006-03-27 07:51:06 Copyright: Default

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