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[特集企画][非正規職](4)正規職労組に引き込む

労働と世界 第215号

[条件を正す前に、まず組織事業を始めよう]

ホテルロッテやイーランド、ACニルソン、韓国航空宇宙産業、プルムウォン労 組などは、非正規職労働者を受け入れたり正規職に転換する努力を傾け、貴重 な成果を残した。構造調整の過程で非正規職の拡散と、彼らの劣悪な現実に目 覚め、目的意識的に組織を試みた新湖製紙のようなケースもあるが、大部分は 組織率を高めたりストライキ効果を上げるべきだという理由から出発した。と ころが、その理由がどうであれ、この労組は闘争の過程で正規職と非正規職の 分割を破り、組合員すべてが意志を持って非正規職の正規職化のために努力す るようになった。

共同闘争過程での「葛藤」は克服

多くの労働者が尋ねる。非正規職を組織した瞬間、正規職との葛藤は避けられ ないが、その葛藤をどのようにして克服すべきかと。前に言及した労組等の事 例で私達が確認できるのはひとつ、「共同ストライキ闘争の過程で克服される」 ということだ。これは非常に重要な教訓だ。日常的に正規職と非正規職を引き 離す資本の管理戦略の下では、どんなに差別を克服しようと努力しても限界は 明らかだ。そのような努力が積まれる時、資本の分離戦略を打ち破って労働者 と資本家の対立に移るのは、まさに闘争の時期である。

しかし闘争の過程でも葛藤は深くなることがある。資本が限りなく正規職の要 求と非正規職の要求を分けることを推奨するためだ。このような時ほど、労組 幹部の意志が重要だ。

このように闘争で正規職化を勝ち取って日常に戻ると、その時から使用側の工 作が再び開始される。「3年以上正規職化」などの合意事項を破り、勝手に契 約を解約するばかりか、正規職化の効果をなくすために非正規職の雇用形態を 変えることも茶飯事だ。ホテルロッテも契約職が正規職になった後、その位置 をアルバイトで満たし、分社や小社長制を試みている。

イーランドも釜谷物流センター正規職化対象者の中核心幹部を解雇して、短期 契約職と用役を増やしている。非正規職問題は一度の闘争では解決できないこ とを見せる。非正規職を組織しようとすれば、労組は非正規職問題全般に「戦 略的思考」を持たなければならない。

資本は思い通りに非正規職の形態を変えるだけではなく、「正規職→契約職→ 嘱託職→アルバイト→日雇い→用役」などと非正規職を階層化する。また、ブ ラックリストや強圧的な労働統制で非正規職の無力感を育てる。それとともに、 すこしでも高い階級に上がるという誘引を提供して内部競争をあおることで、 団結を遮る。そのために、簡単なことから始めるのではなく、全ての非正規職 を組織するという意志から接近しなければならない。

非正規職主体を打ち建て、連帯の意志確かに

正規職労組が非正規職を組織するには、次の2つが前提とされるべきだ。ひと つは非正規職労働者の中で主体性を持つことだ。組織して、闘争する集団的な 力がなければ、どんなに正規職が努力しても非正規職の境遇と問題意識に合っ た共同闘争を作ることは難しい。もう一つの前提は、正規職労組の意志を持つ ことだ。単に「組織する」という意志だけではいけない。非正規職労働者は労 組に加入した瞬間に再契約を拒否されたり、間接雇用なら業者が全て契約廃止 されることもある。不当労動行為を受けても法的に救済されない。こうした状 況で非正規職は萎縮せざるをえないが、正規職労組が「何があっても非正規職 を保護するために戦う」という決意を見せることで、非正規職も積極的に立ち 上がることができる。

正規職労組が乗り出して組織した事例が私たちに与える教訓はとても単純だ。 始めればいいのだ。もちろん簡単な道ではないが、闘争で突破すべきことであ り、突破の条件を作ることに始まるのではない。非正規職を引き込むという意 志を持ち、雰囲気を作り、小さな実践を始めれば、非正規労働者も信頼を持っ て肯定的な回答をするはずだ。今こそ始めよう。

キムヒェジン(不安定労働撤廃連帯執行委員長)

2002-10-17 15:38:00

http://news.nodong.org/readview.php?table=newspaper&item=4&no=1701


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