本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:イサンス、「非正規法案は韓国労総修正案を基礎に」
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1137213987856St...
Status: published
View


イサンス、「非正規法案は韓国労総修正案を基礎に」

韓国労総「大きな期待」、民主労総「何も変わらない」

イコンマム記者iliberty@jinbo.net

イサンス労働部長官内定者、「韓国労総修正案を基礎に議論」

2日、イサンス前ヨルリンウリ党議員が労働部長官に内定した。イサンス労働 部長官内定者に対して各界の立場と反応が相次いでいるが、イサンス労働部長 官内定者が現在争点になっている非正規関連法案に対する接近方法が関心を引 いている。

イサンス労働部長官内定者は3日午前、MBCラジオの『ソンソキの視線集中』に 出演し、韓国労総が提示した修正案を基礎に議論して行くと述べた。11月30日、 韓国労総は『期間制勤労の使用期間1年+1年(理由制限』と『2年(無期契約甘受)』 の複数案を中心として非正規関連法案交渉の最終案を発表した。イサンス労働 部長官内定者は「韓国労総の妥協案を基礎に議論すれば、労使が合意点を見出 せる」と明らかにした。

「対話と妥協」、しかしとても大きな距離

イサンス労働部長官内定者は、労働界の関係回復のために「近い将来二大労総 を訪問し、虚心坦懐に対話したい」と語り、強い意志を表わした。また、「信 頼を基本として労使間のロードマップをいかに作るかを真剣に悩み、討論した い」とし「対話と妥協、自律と責任を強調する労働行政をしていく」と伝えた。

イサンス労働部長官内定者の対話の意志とは無関係に、キムデファン前労働部 長官の時期に作られた労働界と政府の距離の回復は、決して容易ではないもの と見られる。また、非正規関連法案、労使関係ロードマップなど、労政間の立 場が鋭く対立する事案が山積している状況ではなおさらだ。そのため労働界も イサンス労働部長官内定者に対して慎重な立場を見せている。

民主労総、「長官が変われば、新自由主義政策が変わるのか」

民主労総は「労働部長官は辞任しても、韓国労働政策の破綻責任者は毅然と席 を守っている」とし、新自由主義政策の変化がないまま労働部長官が交替した ことを指摘し、「掌管が変わったからといって、新自由主義政策が変わるはず はない」と述べた。

続いて新任労働部長官がするべきことは「最小限の基本と良識を持って労働行 政に臨むことで、現実的な限界の中で社会の二極化を防ぐ実質的な法を作り、 労働悪法を撤廃して労使間の力のバランスをとるべきだ」と指摘した。

韓国労総、「一方的な推進ではなく労使政の社会的対話による議論」

韓国労総は、イサンス労働部長官内定者に対して「期待が大きい」と述べ、 「労政関係が破綻状態にあり、非正規保護立法と労使関係ロードマップが懸案 に台頭している状況で、新任長官は過去の旧態依然とした労働行政を一掃する 一方、新自由主義に基づく労働政策を全面的に改編すべきだ」と指摘した。

韓国労総は非正規関連法案に対して「非正規保護立法は、与党との協力の下で 韓国労総最終案が貫徹されるように努力しなければならない」と述べ、「労使 関係ロードマップは、労使政間の十分な議論が形成されていないのだから、一 方的な立法推進を打ち切り、労使政社会的対話による議論を始めることを望む」 と労使政対話テーブルに復帰する意思も見せた。

キムデファン労働部長官の『法と原則』のモットーとは異なる『対話と妥協』 をモットーに打ち出しているイサンス労働部長官内定者の動向が注目されてい るなかで、イサンス労働部長官内定者は国会人事聴聞会を経て、1月中に活動 を始める予定だ。

2006年01月03日12時20分

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-01-14 13:46:27 / Last modified on 2006-01-14 13:46:28 Copyright: Default

関連記事キーワード



このフォルダのファイル一覧上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について