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現代車377人、起亜車109人の契約職を正規職に転換へ

金属労組歓迎、「生産職社内下請労働者も正規職化を」

チェ・イニ記者 flyhigh@jinbo.net / 2007年06月20日16時35分

全国金属労働組合の現代自動車支部と起亜自動車支部がそれぞれ377人と109人 の契約職労働者を正規職化することで会社側と合意した。

▲現代自動車蔚山工場本館[出処:蔚山労働ニュース資料写真]

差別要素なく7月1日に直ちに正規職転換

現代車支部は2004年から粘り強く契約職労働者の正規職転換を要求してきた。 2006年の賃金交渉別途要求案では事務契約職の雇用保障に合意するなどの努力 の結果、6月19日に開かれた第二四半期労使協議会で事務契約職の正規職転換 の合意を引き出した。

今回、現代自動車で正規職に転換される非正規職労働者は本社90人、販売176 人を含み、整備、ナミャン、蔚山、牙山、全州など全国の377人の契約職全員 で、事務契約職361人の他にも看護師、臨床病理士、物理治療師など年俸契約 職(嘱託職)16人が含まれる。彼らはこれまで正規職と同じ業務に従事しており、 収拾期間なく7月1日から直ちに正規職処遇を受けることになり、労働組合にも 直ちに加入する。

起亜自動車支部も20日、事務契約職労働者の正規職転換に合意した。起亜車支 部は、事務契約職を正規職に転換する案件を数回労使協議会に上程し、最終的 に妥結した。起亜車で正規職に転換される人員は現在起亜車で働く事務契約職 109人で、現代車と同じく別途の職群なく7月1日付で5級の正規職職員になる。

「大企業の正規職転換、他事業場のモデルケースに」

現代自動車と起亜自動車の今回の契約職労働者正規職転換は、7月1日の非正規 法施行に備え、解約、分離職群制導入などの方式で対処してきた業界に警鐘を 鳴らしている。ウリ銀行などの銀行圏、イーランドなど流通業界が分離職群制 などを予告して「正規職化」と広報しているが、事実上別途の職群で柔軟な雇 用と低賃金を維持する試みとして反発をかった。

現代車支部は今回の377人正規職化について「労働現場に大きな影響を与える モデルケースになる」と展望し、「正規職と同じ処遇で即刻転換されるので、 先行の銀行圏の場合とは性格と内容が違う。今回の合意が正規職転換の基準に なるだろう」という期待を表明した。

金属労組も「今回の合意は7月1日の非正規職法施行を前に雇用不安の危機に陥っ ている契約職非正規職を正規職に転換したという点、他の事業場に及ぼす影響 が大きな大企業でなされた合意だという点で大きな意味がある」とし「別の職 群ではなく、同じ処遇をする正規職に転換することも、非正規職問題の解決に 進むもの」と分析した。

金属労組は今回の二つの支部の合意を歓迎し「現代車グループと現代車支部、 起亜車支部の努力を高く評価する」、「他の事業場にもこのような形の合意が 広がり、非正規職の雇用不安を解消して社会の二極化を解消する努力がなされ ることを期待する」と明らかにした。

一方、金属労組をはじめとする労働界は、すでに不法派遣と判定された現代自 動車内の生産職社内下請労働者約1万人の正規職化も要求している。今回の事 務契約職の正規職転換が社内下請非正規職労働者の正規職化に続くかが注目 される。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-06-24 05:48:08 / Last modified on 2007-06-24 05:48:09 Copyright: Default

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