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韓国:60代の非正規職、若い非正規職より10時間長く働く | ||||||
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60代の非正規職、若い非正規職より10時間長く働く労働部の実態調査の結果、非正規職、高齢、女性ほど低賃金・長時間労働
イ・コンマム記者
iliberty@jinbo.net / 2008年01月04日12時48分
用役労働者、正規職に比べて、賃金は半分で6時間長く働く 労働部の調査の結果、非正規職労働者たちは非正規法が施行されても相変らず 低賃金と長時間労働に苦しんでいることが明らかになった。 特に非正規法以後、非正規職労働者に対する外注委託化が加速化されている状 況で、用役労働者たちは時間当りの定額給与が正規職の1万1041ウォンの半分に もならない5598ウォンに終わったが、週の総勤労時間は正規職が43.4時間であ るのに比べ、用役労働者は49.2時間を働いていた。 このような結果は労働部が公共行政、国防および社会保障行政、家事サービス 業、国際および外国機関を除く全産業事業体のうち4万2161のサンプル事業体を 選び、所属する労働者75万人を対象として実施した『2007年度事業体勤労実態調査』 で現れた。
労働部は実態調査の結果発表の報道資料に「昨年正規職と非正規職間賃金格差 は2006年より減少した」とお世辞を言っているが、これはやっと1.6%に過ぎない。 女性労働者賃金格差はそのまま、学歴が低いほど格差より大きく 賃金の差異は、女性ほど、学歴が低いほど大きかった。 正規職と非正規職をあわせ、時間当りの定額給与が男子は1万1825ウォンである のと比べ、女は7千662ウォンしか受け取れないことが明らかになり、男性労働 者の64.8%に終わった。非正規職労働者だけを比較しても男性労働者が8千594 ウォンを受け取っているのに比べ、女性労働者は6千193ウォンを受け、2千ウォ ン以上の差を示した。
労働部は、正規職と非正規職の賃金格差が男性労働者が正規職に対し69.1%、女 性労働者が74.9%とし、男性が女性より大きいと発表した。だが、女性正規職は すでに男性正規職の66.5%の賃金しか受け取れない状況で、労働部の分析は信憑 性は落ちる。 ここに今回の調査から除外された家事サービス業も含めれば、女性労働者の人 生はさらに劣悪なものと見られる。家事サービス業の場合、低賃金長時間労働 に苦しむ女性労働者が多数含まれているためだ。 学歴でも賃金の差は明確だった。中卒以下の正規職労働者は正規職労働者平均 より4千ウォン程度少ない7千067ウォンで、非正規職労働者は5千654ウォンを受 け取り、正規職平均の51%に終わった。また非正規職の間でも2千ウォン以上の 違いが生じた。 賃金の差はもちろん、賞与金と退職金の適用でも非正規職と正規職の差は明ら かだった。正規職は69%が賞与金を受け取るが、非正規労働者は23%しか受け 取れず、退職金は正規職が75%、非正規職は40.6%が受け取っていた。 歳を取れば取るほど低賃金と長時間労働のどん底に また歳を取れば取るほど、さらに長時間労働をしていることが明らかになった。
週ごとの正常労働時間を比較した結果、正規職労働者の全体平均が41.3時間に 比べ、60才以上の非正規職労働者は47.7時間働いていた。これは非正規職労働 者の比較でも大きな差が出たが、非正規労働者の週当たりの正常労働時間平均 が38時間なのに比べ、60才以上の非正規職労働者は10時間も長く働いているこ とが明らかになった。これは50代から60代になり、幾何級数的に増えている。 50代の非正規職労働者は39.4時間働き、60代になるとさらに8時間働くことになる。 結局これは定年退職以後の60代の労働者が大挙用役労働者に没落し、生計を維 持するために低賃金・長時間労働に耐えているものと見られる。用役労働者は 正規職と比べ、半分の賃金しか受け取っていない。 非正規職労組組織率は正規職の1/6 このように、非正規職労働者の生活が改善していないが、労組組織率は正規職 の1/6でしかないことが明らかになった。 正規職労働者は15.1%が労組に加入しているが、非正規職労働者の平均労組加入 率は2.5%だった。非正規職労働者の労組加入率を雇用形態別に調べると、派遣 労働者は1.3%、用役労働者は2.4%、日雇い労働者は2.8%、期間制労働者は4.8% で、短時間労働者は0.3%にしかならなかった。全労働者の平均労組加入率は 12.5%だ。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2008-01-06 03:22:57 / Last modified on 2008-01-06 03:23:05 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ | ||||||