本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:バーガーキング「30か月以上の牛肉も使用」前言を翻す
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1215431753094St...
Status: published
View


バーガーキング「30か月以上の牛肉も使用」前言を翻す

「米国では年齢制限がなく、韓国はオーストラリアとニュージーランド産」

キム・サムグォン記者 quanny@jinbo.net / 2008年07月04日13時05分

韓国「BSE」関連トピック

ファーストフード業者のバーガーキングが、米国ではハンバーガー材料として 「30か月未満精肉しか使っていない」というこれまでの主張を翻し、論議がおきている。

バーガーキング「必ずしも30か月未満牛の使用を要求していない」

韓国バーガーキングは7月3日、ホームページに掲載した米国バーガーキングコー ポレーションの報道文で「米国店舗で提供される100%純粋牛肉ハンバーガーは、 30か月未満、あるいはそれ以上の牛で作られる」とこれまでの主張を翻した。

バーガーキングは「米国ではバーガーキングはすべての連邦州の法規制に従っ ており、厳格で高い質的規制に従い、100%純粋牛肉ハンバーガーを米国の店舗 に提供している」とし「米国法によれば、健康で歩ける牛だけが公式にハンバー ガーパティに使われるよう要求されているが、年齢を制限して必ず30か月未満 の牛の使用を要求していない」と明らかにした。

しかしこの日、バーガーキングは韓国で販売されるハンバーガー材料に関して は「オーストラリアとニュージーランドから高品質のプレミアム級牛肉だけを 輸入して使っている」とし「米国から輸入された牛肉は、駐韓米軍基地内のバー ガーキングを除くいかなる韓国のバーガーキング店舗でも使われていない」と 主張した。

東亜日報に「訂正報道」を要請したバーガーキング「申し訳ない」?

一方、6月21日、東亜日報がファン・ホテク首席論説委員のコラム(「科学と理 性」)で「米国では30か月以上の牛肉は、マクドナルドやバーガーキングのハン バーガーに入れられる」と報道すると、バーガーキングは「事実ではない」と 即刻反発、東亜日報側に訂正報道を要請した。

当時、バーガーキングはホームページに「バーガーキング、安心して召し上がっ て下さい」という題の公示を掲載して「米国のバーガーキングはバーガーキン グ・グローバル共同基準により、30か月未満の精肉しか使っていない」と主張 した。このようなバーガーキング側の主張を受け入れ、東亜日報は26日に訂正 記事を掲載した。

バーガーキングはわずか10数日で「バーガーキング・グローバル共同基準によ り、30か月未満の牛しか使わない」から「連邦州の法規制により年齢制限はな い」と言葉を翻し、消費者の信頼を失うことになった。

全世界で1万1千ほどの店舗を持ち、一日300万以上のハンバーガーを売る企業で あるバーガーキングが、自社ハンバーガーパティの原材料を正確に確認できな かったことは「韓国ではオーストラリア産とニュージーランド産の牛肉しか使っ ていない」という主張を国内の消費者がどう受け入れるのか疑問だ。

東亜日報「私たちの報道が正しい」と歓呼

一方、東亜日報はこうしたバーガーキングの立場の翻意に歓呼した。東亜日報 は4日「『東亜日報報道が正しい』バーガーキングの勇気ある謝罪」という題の 記事で、バーガーキング側の釈明を詳細に報道した。

東亜日報はこの記事で「バーガーキングアジアパシフィック社長は3日、東亜日報 に書簡と共に報道文を送り『米国店舗で提供されているハンバーガーは、月齢 30か月以上の牛肉でも作られる』と明らかにした」と報道した。

また新聞は、韓国バーガーキング関係者の発言を引用して「東亜日報とコラム ニストに丁重に謝罪しろという本社の指示があった」とし「残念だが正確な 内容を公開することにした」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-07-07 20:55:53 / Last modified on 2008-07-07 21:03:22 Copyright: Default

関連記事キーワード



このフォルダのファイル一覧上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について