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韓米首脳「FTA処理、同盟強化」従来の立場を再確認

「実」のない首脳会談.. ブッシュ「アフガン『非軍事的支援』」を要請

キム・サムグォン記者 quanny@jinbo.net / 2008年08月06日14時01分

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李明博大統領と米国のジョージ・ブッシュ大統領は、韓米FTAの年内批准のため に努力する一方、韓米関係を包括的な同盟関係に発展させていくことで意見を 集約した。両首脳は8月6日午前、大統領府で会談を開催した後、こうした既存 の立場を再確認する共同声明を採択した。

しかし今回の首脳会談に内心期待していた李明博大統領は、独島問題と金剛山 襲撃事件など、国内世論の関心が集中している外交懸案へのブッシュ大統領の 全幅の支持を引き出すことはできなかった。共同声明で金剛山襲撃事件に対す るブッシュ大統領の儀礼的な遺憾表明があっただけで、独島問題はまったく議 論にもならなかった。

韓米首脳「韓米FTAの早急な批准に努力」

両首脳は共同声明で「韓米同盟が共通の価値と信頼を基盤に、安保協力だけで なく政治、経済、社会、文化協力まで包括するよう協力の範囲を拡大深化させ ていかなければならない」とし「地域と世界的な次元の平和と繁栄にも寄与す る方向に発展していくべきだということに意見を共にした」と明らかにした。

続いて両首脳は「テロリズム、大量破壊兵器(WMD)拡散、超国家的犯罪およびエ ネルギー安保などの全世界的な問題と威嚇に対処するために、国際社会のさら なる努力が必要だ」とし「これに関する協力方案について緊密に協議を続ける ことにした」と付け加えた。

また、両首脳は韓米FTA批准問題に関して「韓米FTAは、韓米両国ともに貿易を 拡大し、経済成長を促進して雇用を創り出す一方、韓米両国間のパートナー関 係においては経済分野の恒久的なしんばり棒になるという点を再確認した」と し、「できるだけすみやかに批准するよう自国の立法府と協力していくという 意志を確認した」と述べた。

これに関し、李大統領は会談直後の記者会見で「私とブッシュ大統領は年内に (韓米FTA批准が)通過するように最善を尽くすと約束した」と話した。

ブッシュ「テロ支援国解除、北朝鮮の決定次第」

北朝鮮問題に関して両首脳は、「9.19共同声明履行のための2段階措置の進展を 歓迎し、このような進展が東北アジアの平和と安定に寄与することに意見を共 にした」とし「北朝鮮が提出した核申告書の完全性と正確性を確保するために、 徹底した検証体制が樹立されるべきだ。六カ国協議枠組み内のモニター体制で すべての当事国の義務履行が確保されなければならない」と述べた。

ブッシュ大統領は、北朝鮮のテロ支援国の地位の解除については「8月11日にな れば、北朝鮮は(テロ支援国が)解除される最初の機会がくる」とし「ただし、 これの検証体系は私たちが信じられるものでなければならない」と強調した。

それと共に彼は「北朝鮮は徹底的に検証するか、世界で最も大きな制裁を受け る国として残るかを決めなければならない」とし「もし解除されなければ、北 朝鮮は世界で最も制裁を受ける国家として残ることになる」と付け加えた。

韓米首脳「アフガニスタン派兵問題の議論はなかった」

両首脳は、問題になっているアフガニスタンの韓国軍派兵問題には、今回の首 脳会談で議論しなかったと述べた。米国側の派兵要請に関し、李明博大統領は 記者会見で「そのような議論(派兵要請)はなかった」と話した。

これに対してブッシュ大統領は「(アフガニスタン問題に関して)議論した」と し「ただし今日、唯一(李大統領に)話したことは非軍事的支援」と話した。し かし両首脳は、韓国の非軍事的支援の内容に対する具体的な言及はなかった。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-08-07 10:44:54 / Last modified on 2008-08-07 10:44:54 Copyright: Default

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