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韓国:民衆言論チャムセサン記者2人が警察の暴力で負傷
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民衆言論チャムセサン記者2人が警察の暴力で負傷

取材車両、プレス腕章も無色... 露骨な暴力

特別取材チーム/ 2008年06月29日3時32分

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本紙チョ・ジョンミン映像記者とチョン・ムンギョ取材記者が、6月28日から 29日の明け方まで続いたキャンドル集会を取材していた途中、警察の暴力で傷 を負った。

チョ・ジョンミン映像記者は、キャンドル集会生中継チームに投入され、鍾路 方面光化門郵便局前の道路で生中継取材車両で12時の警察の強制鎮圧場面を撮 影していた。その途中、戦闘警察が消火器をばらまき、盾を振り回して軽傷を 負った。当時、チョ・ジョンミン映像記者は「チャムセサン生中継車両」のマー クがある車両のサンルーフから撮影をしていたが、これを発見した戦闘警察が カメラの正面に消火器を噴霧した。

すぐ消火器の粉末に覆われて生中継の画面がぼやけ、車両の屋根に向けて戦闘 警察が盾を振り回した。位置が高く、盾の先端部分がチョ・ジョンミン記者の 頭をかすめたが、取材陣であることが明白な状況での意図的な警察暴力という 疑問がある。チョ・ジョンミン記者は、顔に正面から消火器粉末を受け、それ 以上の生中継撮影ができず、目の痛みと皮膚の発疹などで苦痛を訴えている。

チョン・ムンギョ取材記者も同じ頃、プレスセンター前の道路で戦闘警察投入 場面を取材していて、カメラを確認するために頭を下げた瞬間、戦闘警察が盾 で顔を攻撃した。チョン・ムンギョ記者は左側の目と頬骨の間を盾で殴られ、 2-3センチほど切れてタマゴ大のコブとアザができ、新村のセブランス病院応急 室で治療を受けている。

▲チョン・ムンギョ記者は左目と頬骨の間を盾でなぐられ、2-3センチほど切れてタマゴ大のこぶとアザができた。

米牛肉輸入告示強行以後、連日キャンドル集会への強硬対応を続けてきた警察 は、最近国会議員はもちろん、取材記者までを無差別に暴行している。警察は 6月28日の昼、景福宮駅の前でも進歩新党カラーTVの生中継チームが指揮官に質 問をすると、戦警隊員に「制度圏言論ではない記者は取材出来ないようにしろ」 と指示するなど、露骨に不愉快な態度を表した。

この日、民衆の声の李某撮影記者も、光化門郵便局の前で生中継をしている時、 警察が盾で肩を攻撃し、さらにこん棒で3回殴り、右腕が動かないほどの怪我を した。民衆の声によれば、李某記者が江北三星病院に運ばれたが、応急室には すでにこの日のデモで負傷した市民でいっぱいで、ソウル市内病院応急室を探 し回る状況だったという。

OhmyNewsも現場で取材していたアン某取材記者、権某写真記者、金某同映像記 者など三人が、警察が投げたブロックが手に当たったり警察が振り回した盾と こん棒で全身を殴打されるなど、記者に対する警察の暴行があちこちで行われた。

この日、警察は取材陣だと明らかにして記者証を提示しても、とにかく連行し たり、放水銃と消火器などによる直接の攻撃でカメラとノートパソコンなどの 装備破損も多数発生した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-07-04 01:26:07 / Last modified on 2008-07-04 01:26:08 Copyright: Default

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